出版社内容情報
《内容》 必要最低限の基礎知識から始まり,検査法,使用の実際,副作用・合併症の臨床と対策など,輸血・血液製剤に関するすべてを含んだ1冊.好評だった初版に最新の情報を加えた.使いやすいコンパクトサイズに再編集. 《目次》 1 輸血・血液製剤療法を行うための基本知識 輸血・血液製剤療法の基本的な考えかたとわが国の血液事業の現状 輸血療法の基本的な進めかたとルール 輸血療法の適正化に関するガイドライン 血液の構成と成分──その機能と臨床への応用── 輸血に必要な血液型とその免疫学 採血と血液保存の実際 血液・血液製剤の種類と特徴 血液成分分離装置による成分採血 輸血・血液製剤療法の倫理と法的側面 医療機関における輸血業務と事故防止対策 血液センターの役割2 輸血・血液製剤療法を行うための検査の進めかた 血液型判定の実際 交差適合試験の実際 タイプ&スクリーン 供血者の資格と検査の進めかた PK7200による輸血検査自動化の現状 抗赤血球自己抗体の臨床的意義とその検査法 抗白血球抗体の臨床的意義とその検索法 血小板抗体の臨床的意義とその検索法3 輸血の実際 輸血の必要な患者とその診断法 輸血の実際 輸血量計算法と効果判定法 血液製剤の適応と実際 大量輸血とその問題点の対処法 緊急輸血の実際と問題点の対処法 手術時の輸血ガイドライン──MSBOSを含む── 新生児輸血の方法と問題点 自己血輸血の実際 全血交換輸血の適応と方法 血漿交換の適応と実際 プラズマエキスパンダーとその使用法4 血漿分画製剤療法の実際 血漿分画製剤とその補充の原則 血漿分画製剤の特徴・適応と使いかた5 輸血の副作用・合併症の臨床と対策 溶血性輸血反応 非溶血性免疫反応──白血球,血小板,血漿蛋白による副作用── 感染症 輸血後GVHD 輸血に際しての物理化学的副作用6 各種疾患における輸血・血液製剤療法の実際 大量出血,ショック 熱傷 再生不良性貧血,不応性貧血 溶血性貧血 新生児溶血性貧血 その他の貧血 白血病 血友病その他の凝固因子欠乏症 DIC 免疫性血小板減少症および血小板機能異常症 感染症,敗血症 肝不全 腎疾患 免疫不全症と免疫グロブリン製剤の使用について7 臨床に必要な最近の話題 造血因子の臨床への応用 骨髄バンク 骨髄移植の適応と効果 自家末梢血幹細胞移植術 HLA 血液型遺伝子索引
内容説明
本書は、輸血および血液製剤に関するすべてを含み、全領域の実践医家、および関連するコメディカルの方々に、臨床および臨床検査における血液や血液製剤の使用のガイドと実用的な使い方を提供する目的で、第一線の専門家および臨床家にご執筆頂いて、使いやすいようにまとめた実用書である。
目次
1 輸血・血液製剤療法を行うための基本知識
2 輸血・血液製剤療法を行うための検査の進めかた
3 輸血の実際
4 血漿分画製剤療法の実際
5 輸血の副作用・合併症の臨床と対策
6 各種疾患における輸血・血液製剤療法の実際
7 臨床に必要な最近の話題