内容説明
医療事故防止というと、どうしても「アラ探し」「後ろ向き」「傍流」といったネガティブなイメージがつきまといがちです。しかし、著者達はクリニカルリスクマネジメントを、「患者指向の病院機能強化」「皆が働きやすい職場を築くための創意工夫」と考えています。あるいは「ＩＴ（情報処理通信技術）の積極的活用が期待できる新しい分野」と捉えてもいいかもしれません。したがって、本書も「こうしなさい、こうしてはなりません」という教科書ではなく、むしろ、現場の毎日の悪戦苦闘から生まれたアイデアを集めたものです。
目次
医療安全管理に必要な基本的知識
医療安全管理のための情報収集ツール
医療安全管理のための組織体制づくり
具体的な医療事故防止方策
患者安全に必要な専門的知識
医療安全管理者および推進者（リスクマネジャー）養成プログラム
著者等紹介
中島和江［ナカジマカズエ］
大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部副部長
八田かずよ［ハッタカズヨ］
大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部副部長
武田裕［タケダヒロシ］
大阪大学大学院医学系研究科生体情報医学教授、大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部部長
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