出版社内容情報
《内容》 近年,眼底や視神経に関するさまざまな新しい検査機器が開発され,これまでは見ることのできなかった部位が観察できるようになり,新たな病態や疾患概念の理解に役立っている.本書では,視神経乳頭の検査において,従来の眼底検査からわかることとその限界,新たな検査法で明らかになること,いかなる検査法を組み合わせるのがよいかなどについて網羅的に解説.4色刷.
《目次》
総 説
検眼鏡による視神経乳頭のみかた
●写真撮影のコツ(ことに立体写真)
解 説
I.視神経の解剖
II.視神経の発生
III.精密検査
1.超音波
2.CT,MRI
3.乳頭周囲の蛍光眼底造影
●小児検査のコツ
4.視神経乳頭陥凹計測と網膜神経線維層厚計測
●神経線維層観察のコツ
5.乳頭部の電気生理成分
6.視神経乳頭関連の視野
7.乳頭周囲のOCT
8.血流計測
IV.疾患における乳頭の病変
1.先天異常
2.緑内障
●視神経乳頭の腫脹をみたら
3.視神経症
4.網膜脈絡膜疾患に伴う視神経乳頭の病変
●視神経萎縮と網膜神経線維変性,逆行性変性
5.乳頭腫瘍
●視神経乳頭の出血をみたら
索引
総説:眼研究の最先端:視覚刺激とCRT
連載
★Self-assessment Corner:特別企画 第14回眼科専門医認定試験より1
●=ワンポイントアドバイス