出版社内容情報
《内容》 外来で特に頻度の高い疾患である開放隅角緑内障の手術への決断に焦点を絞り,検査所見をどのような拠り所として判断するか,どの手術ならこの程度で踏み切ってもよいか,薬物治療で頑張る立場をとるとすれば,どこまでやれるか,手術に踏み切る場合の決断の基準をどこにおいているか,などについて具体的に解説. 《目次》 総 説 手術への決断―何を考慮すべきか 解 説(●はワンポイントアドバイス) 1.検査所見による適応決定 1.眼圧 ●眼圧コントロールでどの程度を目指すか ●眼圧コントロールが進行防止に本当に役立っているか 2.視野 1)静的視野での判断 2)動的視野での判断 ●POAG burned out 例の扱い ●QOLの視点からの判断 ●患者職業からの判断 3.隅角 4.視神経乳頭 ●新しい判断材料-レーザー・スペックル法 ●新しい判断材料-超音波カラードップラー法 ●乳頭出血 ●視力 ●負荷試験 ●再手術・結膜瘢痕のある場合 ●白内障の程度をどう考慮するか 2.諸因子による適応決定 1.労働年齢:若年者・高齢者の場合 2.罹病期間 ●コンプライアンスからの判断 ●精神障害者など,保存加療のしにくい場合 3.fellow eye の視機能評価 4.保存療法の限界はどこにあるか ●点眼薬アレルギーの場合 ●内服併用(炭酸脱水酵素阻害薬)にどの程度まで依存するか ●循環改善薬,神経保護薬にどの程度まで依存するか 3.術式からからみた適応決定 1.レーザー隅角形成術 2.トラベクロトミー 3.トラベクロトミー+サイノストミー 4.非穿孔性トラベクレクトミー 5.トラベクレクトミー 6.代謝阻害薬併用トラベクレクトミー ●手術者の技量への配慮 ●手術へのインフォームド・コンセントの得方 ●術後の経過観察をどうする ●濾過瘢痕の扱い-感染防止 ●早期手術の功罪 ●術後合併症;低眼圧黄斑症 ●術後合併症;脈絡膜剥離 ●術後合併症;白内障の進行 4.max薬物治療:私の場合 5.手術への決断:私の場合 ■ 総 説 名医が語る私の診療:視覚障害者の認定につい 眼研究の最先端:白血球からみた網膜微小循環■ 連 載 チャレンジ神経眼科(4) CPC(4) フルオレセインカンファランス(13) 保険診療請求のチェックポイント 入院編(4) 眼科医療の実務と法規(4) 私の好きな小道具 2.網膜硝子体手術(4) 私の修行時代■ Self-assessment Corner:眼球突出2
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