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出版社内容情報
《内容》 《責任編集》
高崎 眞弓 宮崎医科大学教授
弓削 孟文 広島大学教授
稲田 英一 新葛飾病院副院長
岩崎 寛 旭川医科大学教授
【 代表的な危機的状況の術前評価から，診断法，予防法，対処法までを，その道のエキスパートが具体的に解説！ 】
総論で術前のリスクファクターと術中管理，術後管理について総括的にまとめ，次に循環器，呼吸器，体液・代謝，体温，腎臓，血液，神経・筋など，各分野ごとに想定しうる状況と具体的対応策について解説．さらにトピックスやワンポイントアドバイスによって周術期のあらゆるパターンを網羅．危機的な状況に的確に対応できるように編集された周術期管理の総合解説書．４色刷．
《目次》
総 説
周術期における麻酔科医の役割：危機管理
解 説
I．循環器
心筋虚血
１．心筋虚血が起きる機序と鑑別診断
２．心筋虚血の診断と対処
高血圧
３．術前からの高血圧
４．気管挿管時の高血圧と頻脈，その予防法と対処法
５．術中・術後の高血圧
低血圧
６．出血性ショック患者の麻酔
７．脊髄くも膜下麻酔・硬膜外麻酔中の低血圧
８．帝王切開時の血圧管理
９．アナフィラキシーショック
10．心タンポナーデ
低心拍出量
11．人工心肺からの離脱困難
不整脈
12．心室性不整脈：危険な不整脈，心室頻拍
13．上室性不整脈：心房粗動，心房細動
14．高度の房室ブロック
心肺蘇生
15．心停止・心肺蘇生法
II．血管カニュレーション
１．小児における末梢静脈カテーテル留置困難
２．小児における中心静脈カテーテル留置困難
３．動脈カテーテル挿入困難
４．中心静脈カテーテル挿入困難
III．呼吸器
気道確保
１．気道確保困難，挿管困難の予想
２．予想された挿管困難症に対する対処
３．予測されなかった気道確保困難，挿管困難に対する対処
４．誤嚥の予防と処置
５．経鼻挿管時のトラブル
換気
６．低酸素血症の鑑別診断と治療
７．高二酸化炭素症の原因と鑑別診断
８．喉頭痙攣
９．気胸
10．気管支痙攣，喘息発作
11．一側肺換気時の低酸素血症
IV．体液・代謝
血糖
１．血糖値異常の管理とその治療
電解質
２．血清カリウム値異常
３．血清ナトリウム値異常
尿量
４．尿量の異常な増加，尿崩症
５．乏尿の鑑別診断と治療
V．血液
１．術中に起きる凝固障害・DICの管理
２．不適合輸血を防ぐ方策と，不適合輸血が疑われるときの処置
VI．体温
１．低体温の有害な作用と低体温の予防
２．悪性高熱症
VII．神経／筋
脊髄くも膜下麻酔
１．脊髄くも膜下麻酔後頭痛の予防と処置
局所麻酔
２．局所麻酔における神経障害，その予防と対応
３．局所麻酔薬中毒
頭蓋内圧
４．頭蓋内圧亢進があるときの対処
筋弛緩薬
５．遷延する筋弛緩効果
嘔吐
６．術後の悪心・嘔吐
意識
７．覚醒遅延の原因と対処法
手術室における安全対策
手術室における火災対策
手術室における停電対策
■ワンポイントアドバイス
“Bone Cement Implantation Syndrome”
気管チューブの入れ換え
白血球除去フィルター
Autonomic hyperreflexia
経鼻胃管挿入のコツ
■トピックス
大動脈遮断と解除時の血行動態管理
エスモロール：期待される短時間作用性β１選択性β遮断薬
肺塞栓症
プロタミン投与時の低血圧，肺高血圧
ラテックスアレルギー
自己抜管（事故抜管）
呼吸回路からのリークの診断と対処
スキサメトニウムの副作用や異常反応
マイナーな輸血合併症
空気塞栓症
内容説明
本書では、術前評価から診断、予防法、対処法までまとめてある。低血圧、高血圧、心筋虚血、不整脈、アナフィラキシー、心停止といった循環系の異常、気道確保困難、低酸素血症、高二酸化炭素症など呼吸器系の異常、低体温、悪性高熱症、電解質異常、乏尿、多尿、頭蓋内圧亢進症、神経障害、脊麻後頭痛、覚醒遅延、局所麻酔薬中毒、悪心・嘔吐、血管カニュレーションの困難といった患者管理に関する問題から、手術室の停電や火災といったことまで網羅している。
目次
総説 周術期における麻酔科医の役割：危機管理
１ 循環器
２ 血管カニュレーション
３ 呼吸器
４ 体液・代謝
５ 血液
６ 体温
７ 神経／筋
著者等紹介
稲田英一［イナダエイイチ］
新葛飾病院副院長
高崎真弓［タカサキマユミ］
宮崎医科大学教授
弓削孟文［ユゲオサフミ］
広島大学教授
岩崎寛［イワサキヒロシ］
旭川医科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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