内容説明
本書は総論と各論とで構成されています。総論では、正常心および心奇形の形態学と発生学、最新の診断法と術前管理法、代表的心奇形の手術時期と適応基準、小児心臓手術の術中術後管理、小児体外循環法の実際、基本的手術手技、小児心臓外科特有の長期予後を概説します。各論では代表的心疾患を取り上げ、その外科解剖と診断、手術適応および手術成績を述べ、基本的術式を図や写真を駆使して解説します。特に、同一疾患においてcontroversialな治療体系や手術法がある場合には、それぞれの利点や欠点を踏まえ併記するようにしました。
目次
1 小児心臓血管外科の潮流
2 総論(心臓の発生と形態、正常心の解剖;小児心臓外科における診断法と術前管理;手術適応と至適時期;小児人工心肺法;小児心臓外科術中術後管理;基本的手術手技のKnack&Pitfalls;小児心臓外科特有の長期予想)
3 各論(心室中隔欠損;心房中隔欠損;Fallot四徴;部分および完全型房室中隔欠損;総肺静脈還流異常;総動脈幹遺残;左心低形成症候群;単心室)
著者等紹介
高本眞一[タカモトシンイチ]
東京大学教授
角秀秋[カドヒデアキ]
福岡市立こども病院心臓血管外科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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