内容説明
この国には本当に憲法があるのか?!この問いを出発点に、活躍する法学者や弁護士12名へのインタヴューを重ね、政府に平和主義・民主主義・国民主権・権力分立・基本的人権などの基本原則に立ち返らせ、日本の市民社会が立憲主義を取り戻す法思想を提示する。
目次
第一部 いまなぜ立憲主義か(憲法のない国から見た日本―立憲主義を考える;法の支配と立憲主義を考える―安倍国葬の憲法論;安保法制違憲訴訟を闘う)
第二部 沖縄に憲法は適用されるか(沖縄から見た基地問題;沖縄の基地問題と地方自治)
第三部 自由と人権のリアル(基本的人権を基本から考える;ヘイト・スピーチの憲法論はどうあるべきか;日の丸君が代強制と思想・良心の自由;学問の自由を台無しにしたのは誰か;被疑者の未決拘禁における人権侵害;刑事施設被収容者の人権を考える)
第四部 未来のための立憲主義(改憲論の動向と立憲主義;日本国憲法の光と影)
著者等紹介
前田朗[マエダアキラ]
朝鮮大学校法律学科非常勤講師、東京造形大学名誉教授。日本民主法律家協会理事、RAWA(アフガニスタン女性革命協会)と連帯する会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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