出版社内容情報
《内容》 透析患者に必要となる血管アクセスについて,血管外科の基本手技にはじまり,シャント作製法,合併症の処置,PTEFによる再建法などを,写真やシェーマを多数用いて詳しく解説.合併症に対する放射線科的処置も盛り込まれている.透析医療に携わるすべての方に役立つ内容.図表121. 《目次》 1.血管アクセスの外科:一般的事項 麻酔 特別な外科的事項2.内シャント(一時的動静脈瘻:PAVF) 外科的手技の詳細 内シャントの合併症 早期合併症 晩期合併症3.PTFE 代用血管 術前事項 外科的手技の詳細 PTFE グラフトによる合併症(早期合併症) 動脈のスティール症候群 晩期血栓 感 染 グラフト瘤4.血管アクセスに対する放射線科的処置 透析シャントの診断的検査 透析シャントの検査手順 経皮的透析アクセスの治療5.腎臓内科専門医にとっての血管アクセスに関する事項 アクセス作製の時期 新たにアクセスを置く血管の選択 使用不能となったアクセスの救済 アクセスの経過観察の方法 アクセス血栓の予防 一時的なアクセス 血管アクセスのガイドライン:主要な項目索 引
内容説明
本書には、血管外科の基本手技がまず述べられている。次いで、基本的なシャント作製法と合併症およびその処置法、PTFEによる再建法が詳細に記載され、閉塞グラフトに対する血栓摘除術、その時の血管切開部位や方法、パッチ形成術、グラフト感染やグラフト瘤に対する処置法に至るまで行き届いた構成で、血管外科手術のエッセンスが込められている。また、放射線科的処置が取り上げられ、造影法や観察のポイント、経皮的血管形成術や血栓溶解療法の詳細も述べられている。最後には、患者管理の中心となる透析にかかわる内科医に対する血管アクセスにおける注意事項までそえられている。本書には理解が容易となるように多くの美しい図が挿入されている。
目次
1 血管アクセスの外科:一般的事項
2 内シャント(一次的動静脈瘻:PAVF)
3 PTFE代用血管
4 血管アクセスに対する放射線科的処置
5 腎臓内科専門医にとっての血管アクセスに関する事項
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