内容説明
本書のねらいはただひとつ「日常臨床の役に立つ」ということです。従来の心エコー図の教科書は疾患別に記述されているものが大半ですが、改訂版では前版同様、器官別という形態をとりました。その理由は、臨床の現場ではほとんどの場合、診断がわかってから心エコー図検査を行うのではなく、心エコー図検査を行うことによって診断をつけるからです。本書は、循環器病学を初めて学ぶ先生方が学習に利用されるのはもちろんのこと、エキスパートの先生方にも知識の整理のために役立つように、各項目ともに基本的なことから上級の知識まで網羅されています。
目次
1 左室をみる
2 左房をみる
3 僧帽弁をみる
4 大動脈弁をみる
5 三尖弁をみる
6 肺動脈弁をみる
7 人工弁をみる
8 右房をみる
9 右室をみる
10 大動脈をみる
11 大静脈をみる
12 心臓の外側をみる
著者等紹介
中谷敏[ナカタニサトシ]
国立循環器病センター心臓内科
吉川純一[ヨシカワジュンイチ]
大阪市立大学大学院医学研究科循環器病態内科学
笠貫宏[カサヌキヒロシ]
東京女子医科大学
土師一夫[ハゼカズオ]
大阪市立総合医療センター
別府慎太郎[ベップシンタロウ]
大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻機能診断科学講座
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