出版社内容情報
《内容》 社会の高齢化と食生活の欧米化に伴い増加し続ける脳血管障害や動脈硬化,肺塞栓症,大動脈瘤や静脈瘤などの血管疾患にどう対応したらよいか? 本書は,循環器内科,代謝・高血圧内科,血液内科,心臓外科,血管外科,脳外科,放射線科,さらには生理機能検査や病理学・生理学にも関連する広範な血管疾患の克服に向けて,各診療科を越えた広い「包括的診療体系」を構築し,血管疾患診療の質を向上させるために編集された血管無侵襲診断法の標準的指導書.入門編と臨床編から成り,前者では検査法の「初めの手ほどき」から日常診療で実施する際に必要な用具,姿勢,体位などを詳細に説明.後者では検査法の臨床的意義を中心に,血管疾患の検査所見を記載.実際に「どう検査するか?」「検査の要点とコツ」「検査結果をどう読むか」「なぜその検査が選択されるのか」などが,第一線で血管疾患診療に従事しているベテランの執筆者によってわかりやすく解説されている.これから血管疾患を診療しようとする循環器研修医,関連領域の専門医,実地医家,そして検査技師の方々にうってつけの実地に役立つ手引書.図表323点(カラー図89点). 《目次》 入門編:撮り方の実際 1.Ankle Brachial Pressure Index (ABPI)―足関節・上腕血圧比― 2.足趾血圧(toe pressure)測定 3.脈波速度(PWV:pulse wave velocity) 4.脈波検査(光電脈波,ストレインゲージ脈波) 5.空気容積脈波検査(APG:air plethysmography) 6.トレッドミル検査 7.NIRS(近赤外線分光法) 8.サーモグラフィ検査 9-1.超音波:末梢静脈 9-2.超音波:末梢動脈 9-3.超音波:頸動脈 9-4.超音波:大動脈・腹部血管 9-5.超音波:腎ドプラ臨床編:臨床応用のポイント 10.レーザードプラ血流計 11.経皮酸素分圧 12.足趾・上腕血圧比(TBPI)(陰茎・上腕血圧比 PBPI) 13.脈波速度(PWV:pulse wave velocity) 14.脈波検査(ストレインゲージ脈波) 15.空気容積脈波検査(APG:air plethysmography) 16.トレッドミル検査 17.NIRS(近赤外線分光法) 18.サーモグラフィ検査 19-1.超音波:末梢静脈 19-2.超音波:末梢動脈 19-3.超音波:頸動脈 19-4.超音波:大動脈 19-5.超音波:腹部血管 19-6.超音波:腎ドプラ 20-1.CT(大動脈疾患を中心に) 20-2.CT(末梢血幹を中心に) 21.MRA(MR angiography) 22.MRV(MR venography)
内容説明
本書は入門編と臨床編から構成され、前者では検査法の「初めの手ほどき」から日常診療で実施する際に必要な用具、姿勢、体位など、こと細かく親切に説明されている。一方、臨床編では検査法の臨床的意義を中心に、血管疾患の検査所見が記載されている。
目次
入門編 撮り方の実際(Ankle Brachial Pressure Index(ABPI)―足関節・上腕血圧比
足趾血圧(toe pressure)測定
脈波速度(PWV:pulse wave velocity) ほか)
臨床編 臨床応用のポイント(レーザードプラ血流計;経皮酸素分圧;足趾・上腕血圧比(TBPI)(陰茎・上腕血圧比PBPI) ほか)