内容説明
著者がその経験をもとにし、主として虎の門病院における各種血液病について、血液細胞をカラー写真とし、625枚を選んで図示し、その一つ一つについて解り易い説明を加え、読者に対し、血液細胞の病理形態学上の基本的知識が得られるように配慮されている。
目次
1 光学顕微鏡(血液細胞のみかた;血液細胞の分化成熟に関する分子生物学的な考え方とその分析法;血液細胞の観察に必要な基礎知識;アトラス)
2 電子顕微鏡(血液細胞のみかた;アトラス)
著者等紹介
三輪史朗[ミワシロウ]
1951年東京大学医学部卒業。1951‐1952年東京大学医学部附属病院にてインターン。1952‐1959年東京大学医学部研究生(冲中内科教室)。1958年医学博士。1959‐1962年米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科留学。1962‐1964年放射線医学総合研究所臨床研究部室長。1964‐1971年虎の門病院血液学科部長。1971‐1979年山口大学医学部第三内科教授。1979‐1987年東京大学医科学研究所教授(病態薬理学研究部および内科)。1986年よりアメリカ血液学会名誉会員。1987年(財)冲中記念成人病研究所所長。1990年紫綬褒章受章。日本学術振興会理事。1996‐2000年国際血液学会(ISH)会頭。1997年日本学士院賞受賞。(財)冲中記念成人病研究所理事長。1999年勲二等瑞宝章受章。2000年東京大学名誉教授
渡辺陽之輔[ワタナベヨウノスケ]
1947年慶応義塾大学医学部卒業。1947‐1948年慶応義塾大学病院にてインターン。1949年慶応義塾大学医学部助手(病理学)。1950年電子顕微鏡用超薄切片法の研究開始。1953年慶応義塾大学医学部講師(病理学)。血液細胞の電子顕微鏡的研究及び小胞体の研究開始。1955年医学博士。1957年慶応義塾大学医学部助教授(病理学)。1960年ロックフェラー財団給費生として米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学(1年)。1963年骨髄の電子顕微鏡的研究開始。1974年日本電子顕微鏡学会会長。1976年慶応義塾大学医学部教授(生理学)。1982年骨髄間質の研究開始。1987年日本病理学会会長。1990年慶応義塾大学定年、退職、同名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。