出版社内容情報
《内容》 ● 1996年の初版発行以来,全国の薬剤師の方々に愛用されている大好評の実践的ガイドブック.● 日常よくみられる主要疾患別に,医師と薬剤師の両側から服薬指導のポイントを解説.《医師側の執筆項目》1)薬を使用するのに知っておくべき疾病の背景2)主な治療法と予後3)薬物療法の実際(病態に応じた典型的処方例と解説)4)医師から薬剤師への要望《薬剤師側の執筆項目》1)患者に確認すること2)患者に説明すべきこと3)患者をモニターすべきこと4)薬理作用5)患者からよく聞かれる質問とその答え● 主要改訂点1 “薬を飲み忘れたら飲まなくてよいのか?”“一生飲み続けるのか?”“いつも飲んでいる薬と一緒に飲んでよいのか?”など,患者さんからよくきかれる質問と答えを,わかりやすいQ&A形式で各疾患ごとに追加.2 見出しや図表が2色刷となりとても読みやすくなった.3 疾患別薬剤一覧表を大幅加筆.薬剤名索引も一層充実.4 最近多い「骨粗鬆症」および「眼科用薬」の項目を新設.5 服薬指導に役立つ医薬品情報と情報源,服薬指導に際し薬剤師として法的に心得ておきたいことなども追加.2色刷 《目次》 総 論 1.服薬指導の基本的考え方 ● 医師の立場から ● 薬剤師の立場から ● 服薬指導のありか ● 患者応対の基本と進めかた ● 医師,看護婦とのコミュニケーションのありかた 2.服薬指導に際しての基本事項とその進めかた ● 患者情報の収集と活用 ● 情報提供の方法 ● 服薬指導に役立つ医薬品情報とその情報源 ● 高齢者への服薬指導 ● 小児患者と家族への服薬指導 ● 妊婦・授乳婦への服薬指導 ● 癌患者への服薬指導 ● 服薬指導に際して薬剤師として法的に心得ておきたいこと各 論 1.神経疾患 慢性期脳血管障害/老年期痴呆/パーキンソン病/頭 痛/ てんかん/うつ病/不眠症/めまい/心身症,神経症 2.呼吸器疾患 か ぜ/肺結核/気管支喘息/慢性気管支炎,肺気腫 3.循環器疾患 頻脈性不整脈/徐拍性不整脈/狭心症/うっ血性心不全/高血圧症 4.消化器疾患 慢性胃炎/消化性潰瘍/過敏性腸症候群/潰瘍性大腸炎/肝 炎 /肝硬変症/胆石,胆嚢炎/慢性膵炎/便 秘 5.腎疾患 急性腎炎/慢性腎炎/ネフローゼ症候群 6.血液疾患 貧 血/白血病/出血傾向 7.内分泌疾患 バセドウ病/慢性甲状腺炎(橋本病)/更年期障害 8.膠原病 全身性エリテマトーデス/慢性関節リウマチ 9.代謝性疾患 糖尿病/痛 風/高脂血症/骨粗鬆症 10.アレルギー疾患 花粉症/蕁麻疹 11.その他 抗生物質の処方/皮膚外用薬の処方/眼科用薬の処方/鎮痛剤の処方
内容説明
本書は、ただ単に形式的な患者さんに対する薬の説明だけでなく、服薬指導の実践的な目的を達し、有効で患者さんのためになる実用的な服薬指導ができるよう、日常遭遇する機会の多い主要な病気を項目とし、服薬指導に必要なポイントを医師サイドと薬剤師サイドからまとめたものです。薬剤師の先生方が、患者さんを目の前にして、実際に行う服薬指導の道筋に沿って、最低限必要な病気の知識から始まり、どうしてこの薬を服用するのかを個々の患者さんについて理解し、これを基本として個々の患者さんに合った有効な服薬指導へと進めることができるように編集されています。第2版では、実用のため、患者さんからよく聞かれる質問とその答えをQ&A形式で、きめ細かく記述しています。最後に関連する薬剤について、商品名、用法、用量、注意事項、血中動態、代謝・排泄の各項目を一目で分かるよう一覧表を作りました。また読者のご要望に応えて「薬剤名の索引」を充実し、その他「服薬指導に際して薬剤師として法的に心得ておきたいこと」、「服薬指導に役立つ医薬品情報源」、最近事例の多い「骨粗鬆症」および「眼科用薬」の項も第2版で加えてあります。
目次
総論(服薬指導の基本的考えかた;服薬指導に際しての基本事項とその進めかた)
各論(神経疾患;呼吸器疾患;循環器疾患;消化器疾患;腎疾患;血液疾患 ほか)