出版社内容情報
本著では寺山修司が生きた戦後の時代と、太宰治、三島由紀夫、村上春樹らの文学的な時代背景を概括的に検証する為、先ず、太宰、三島、村上らの文学作品と時代背景を論じ、百年後を見据えて、互いの関係を明らかにしながら、彼らの相
目次
第1章 四谷シモンと寺山修司―ハンス・ベルメールのイメージ論と母胎回帰
第2章 三島由紀夫と寺山修司―オスカー・ワイルドのデカダンス
第3章 太宰治と寺山修司―アポカリプスからアンチオイディプスへの転換
第4章 山田太一と寺山修司―映画とテレビ映画
第5章 村上春樹のサブカル―「ダンス・ダンス・ダンス」の「海辺のカフカ」
第6章 寺山修司と天野天街―「地球空洞説」と「レミング」まで
第7章 寺山修司『さらば箱舟』とG.マルケスの『百年の孤独』の映像表現
著者等紹介
清水義和[シミズヨシカズ]
1946年、岐阜県大垣市生まれ。愛知学院大学教養部教授として英語と映画・演劇の講義を担当。国際寺山修司学会会長。日本英語音声学会副会長。韓国音声学会終身会員。名古屋演劇ペンクラブ会員。松原英治・若尾正也記念演劇賞審査委員。1988年、日本英語音声学会賞受賞。1998年、韓国音声学会奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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