出版社内容情報
画家・山口晃の日常を妻が綴り、それに夫が絵で応える。
山口晃夫妻、初の合作による「食の絵日記」エッセイを書籍化!
人気画家・山口晃のエッセイ漫画『すゞしろ日記』に登場する、「カミさん」こと妻の梅村由美。丸顔で肝が据わっていて、「むはは」と笑い食欲旺盛。夫目線から理不尽の権化のごとく(?)描かれてきた彼女が、ついに筆を執った――!
自宅で、行きつけの店で、旅先で、場所を選ばず発揮される「ガハク」こと山口晃の「食」に対するこだわり。そんな夫との日々を妻目線から綴る文章に、たっぷりの挿画でガハクが応酬する、ウェブメディア「MON ONCLE」の人気連載『ヒゲのガハクごはん帖』を、このたび単行本化。二人の食体験を文と絵の両方から絵巻物のように楽しめる、新感覚のエッセイ本となっています。
収録した17のエピソードは、結婚生活初期の衝撃の料理や現在に至る定番メニュー、チョコやケーキといったおやつ事情、出張制作時のお弁当日記、さらにはヴェネチア、バレンシア、ニューヨークといった海外での体験など、場所もテーマも多種多様。
連載時より大幅な加筆を経て、実に7割超のページが挿画入りという豪華な1冊です。さらに、出張制作時に仕上げた作品1点をカラーで収録!
【著者略歴】
梅村由美 (うめむら・ゆみ)
1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約30年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。仕事柄、アートフェアや展覧会などで国内外の出張が多かったこともあり、インドア派のわりには旅行好き。好きな食べ物はすしとそば。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー。
山口晃(やまぐち・あきら)
1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。2023年の東京・アーティゾン美術館における「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」をはじめとする個展や国内外での作品展示多数。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第12回小林秀雄賞受賞)、エッセイ漫画『すゞしろ日記』(羽鳥書店)、漫画作品『趣都』(講談社)などがある。
【目次】
内容説明
自宅で、行きつけの店で、はたまた旅先で―。画家・山口晃の「食」へのこだわりに振り回される日常を、妻の梅村由美が愛憎込めて綴った17篇!ウェブメディア「MON ONCLE」好評連載、待望の書籍化!
目次
ある日のガハクのごはん帖
お弁当日記―夏の長野の5日間
記憶で巡るヴェネチアごはん
「おそば食べたい…」
ぐらぐら味噌汁
NYハンバーガー・ショック!
オレンジだけじゃなかったバレンシア
かき氷、それぞれの思い出
定番朝食のできるまで
たまにはいいかな、こんな贅沢
大掃除からの深夜のフレンチ
始まりは、「成分調査サンプル」3皿
チョコレート+αのビスケット
名もなきジャガイモ料理
季節外れのカズノコの世話
コーヒータイムは心の支え
ガハクは生クリームが大好き
著者等紹介
梅村由美[ウメムラユミ]
1968年生まれ、神奈川県出身。1991年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。2002年に画家・山口晃と入籍。コンテンポラリーアートを扱う複数のギャラリーにて約三〇年間勤務の後、山口のマネジメントに専念し、その活動をサポートする。2022年よりウェブメディア「MON ONCLE」にて連載中の本作が執筆デビュー
山口晃[ヤマグチアキラ]
1969年東京都生まれ、群馬県桐生市で育つ。1996年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。伝統的な日本絵画の様式を踏まえ、西洋の画材で描く作風で知られる。都市鳥瞰図などの絵画のほか、立体、インスタレーションなども手がける。著書に『ヘンな日本美術史』(祥伝社、第一二回小林秀雄賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 和書
- 農務彙纂 第14分冊