内容説明
子どもの表現を見いだし、受け止め、育てる保育者には、どのような力が求められるのでしょうか。これはとても難しい問題です。本書の編者3人はそれぞれ音楽と造形の専門家の立場から、保育者に必要な力を育てる方向性を模索し続けてきました。この本は、こうした3人の編者が同じ志をもつ他の著者たちとともに、未来の保育者をめざす人たちのために、知恵を出しあって書いたものです。人間にとって「表現する」とはどういうことなのか。「表現を育てる」ためには何が必要なのか。本書は全体を通してこの問題に答えるものです。
目次
第1部 表現する(「表現する」とは;子どもを見る―表現の芽ばえウォッチング;手で感じる・手でつくる;声を出す・声でかかわる;音・色・形・手ざわり・動き;イメージと表現)
第2部 表現を育てる(見て・聴いて・さわって遊べる環境づくり(自然の中の原体験;環境構成とはたらきかけ)
文化と学び
表現と技術(造形編;音楽編)
保育者としての自分をシミュレーションしてみよう
資料)
著者等紹介
今川恭子[イマガワキョウコ]
立教女学院短期大学(音楽教育)
宇佐美明子[ウサミアキコ]
国立音楽大学(美術教育)
志民一成[シタミカズナリ]
東京成徳大学(音楽教育)
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