内容説明
著者は日本の演劇や海外の演劇、そして日本と海外の演劇人と共に数々のコラボレーションによる活動に関わってきた。演劇活動とは制作と上演に費やされる時間と労力が殆ど劇場で消費され跡形もなく消え去ってしまう時間芸術である。著者は演劇活動のワークショップやリハーサルを記録として残すことが出来ないものかと考えてきた。それゆえ、本書がめざすのは、実際の演劇活動が、機会がなければ日の目を見なかったであろう記録を掘り起こし分析して演劇界に提示する事にある。殊に、本書は演劇に関わっている人達との幅広い活動を纏めることに専念した。
目次
第1章 シェイクスピア作『マクベス』―劇座のリハーサル
第2章 シェイクスピア作『十二夜』―ルビン教授の演劇メソード(1)
第3章 シェイクスピア作『十二夜』―ルビン教授の演劇メソード(2)
第4章 参加型演劇(Theatre in Education)
第5章 河竹黙阿弥作『三人吉三巴白浪』
著者等紹介
清水義和[シミズヨシカズ]
1946年生まれ。現在、愛知学院大学教養部教授
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