内容説明
本書は構造の異なる2つの国家、スウェーデンとアメリカが助成への身体的・性的危害に対してどのように対応したかについての比較研究である。本書では、女性への虐待を政治問題化させたフェミニストの努力についても調査するが、主として暴力をふるう男性から女性を守るプログラムや政策の開発や実施に焦点を当てている。
目次
1 分析の視点―ジェンダー特性と国家構造
2 比較の視点―国家構造、文化、運動
3 国家の介入と婦女暴行
4 国家の介入とレイプ
5 国家の介入とセクシャル・ハラスメント
6 結論
著者等紹介
細井洋子[ホソイヨウコ]
1942年生まれ。東京女子大学文理学部卒業。東京都立大学大学院社会学研究科博士課程。博士(社会学)。東洋大学社会学部教授
小宮信夫[コミヤノブオ]
1956年生まれ。ケンブリッジ大学大学院犯罪学研究科修了。立正大学文学部社会学科教授
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