内容説明
反省作用の視点から社会学の思想的意義を問い直し市民的公共圏を展望する〈社会学的転回〉のすすめ。不透明な自己理解を強いるディスコミュニケーションに抗して専門家でもなく素人でもない「見識ある市民」の道を探る。
目次
第1章 反省的知識の系譜
第2章 行為論の視圏―脱物象化と反省的行為
第3章 知識過程論の視圏―社会はいかにして可能か
第4章 権力作用論の視圏―反省を抑圧するコミュニケーション
第5章 コミュニケーション論の視圏―〈反省する社会〉の構造原理
第6章 高度反省社会への課題