内容説明
日本の野外で見られる「野ばら」とその仲間、全34種類がわかるフィールド図鑑。
目次
ノイバラ節
ハマナス節
カカヤンバラ節
サンショウバラ亜属
自然交雑種
伝統園芸品種
著者等紹介
御巫由紀[ミカナギユキ]
千葉県生まれ。千葉県立中央博物館主任上席研究員、農学博士。千葉大学大学院在学時からバラの野生種やオールドローズに魅せられる。世界バラ会連合ヘリテージローズ保存委員会前委員長、国際香りのばら新品種コンクール(国営越後丘陵公園)審査員、NPOバラ文化研究所理事等
大作晃一[オオサクコウイチ]
1963年千葉県生まれ。生物写真家。東海大学理学部卒業。きのこや植物の写真を独自の方法で撮影、とくに白バックで撮影された花やきのこは美しく、一幅の絵画を髣髴させると、高い評価を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竜王五代の人
1
蔓になったり立木になったり、羽状複葉の小葉の数、花が白かったり赤かったりと、まるで間違い探しの違っているところを丁寧に指し示すようにして、日本の野ばらの各種の違いを教えてくれる本。それにしても、ハマナスが野ばらの一種だとは認識して無かった。実のうまそうな赤さと、断面写真で中身はタネばっかりというのもなかなか。2023/01/31
Mマジパン
1
このところ野バラにハマっている。関東地方の代表的なものは自生地で見た。豪華な園芸種と違い、小さな白い花ばかりだが、あの凛としたたたずまいは同じである。本書は日本の野生種を非常に詳しく解説しており、詳細に知りたいものには最適である。パーツごとの図版多数。白地の写真が実に気持ちよく美しい。2021/06/11