出版社内容情報
掲載種が50種以上アップ(全315種)。羽根収集のノウハウもていねいに解説!
絵解き検索,羽根図鑑,顕微鏡観察の3つの方法で羽根の識別を解説するマニュアル本の増補改訂。羽根図鑑では身近な種から離島の固有種,外来種まで50種以上の鳥の羽根を追加。顕微鏡観察では日本産のすべての目を掲載。さらに羽根コレクションに必要な収集~洗浄~保管~撮影のノウハウを写真付きで丁寧に紹介。
【特長】
・旧版の224ページから256ページに大幅に増量した改訂版。掲載種数を増やしただけでなく,拾った羽根の洗浄~保管~撮影方法の解説を付け,より実践的な内容を増やしています。
・掲載種を50種増やしました(265種→315種)。ノグチゲラやアカヒゲといった離島の固有種だけでなく,イソヒヨドリやキビタキなどの身近な種類,オニカッコウやズグロヤイロチョウといった国内での記録が稀な珍鳥,ガビチョウ類などの外来種など,さまざまな鳥の羽根が追加されています。
(追加種)
コウライアイサ、カワアイサ、カツオドリ、オオジュウイチ、オニカッコウ、カンムリカッコウ、バンケン、コクマルガラス、アオショウビン、ナンヨウショウビン、ヤマショウビン、クマゲラ、ノグチゲラ、ツルクイナ、ヤンバルクイナ、オオヨシゴイ、リュウキュウヨシゴイ、ヨシゴイ、ササゴイ、アマミヤマシギ、オオジシギ、コシギ、コバシチドリ、ケリ、オオチドリ、ズグロヤイロチョウ、イソヒヨドリ、ヒメイソヒヨ、コシジロイソヒヨドリ、キビタキ、マミジロキビタキ、シマゴマ、サバクヒタキ、ハシグロヒタキ、シロビタイジョウビタキ、ヤマザキヒタキ、アカヒゲ、クロジョウビタキ、イワミセキレイ、ツメナガセキレイ、マミジロタヒバリ、ムネアカタヒバリ、マキバタヒバリ、カラムクドリ、シベリアムクドリ、ギンムクドリ、バライロムクドリ、インドクジャク、カオジロガビチョウ、カオグロガビチョウ
・旧版で掲載されている鳥についても,例えばタマシギの体羽の追加やカラス類の尾羽の比較など,掲載する羽根の部位を増やすことで情報を充実させ,羽根を識別する多くの場面で活用できるようになっています。
・ 体羽の根元を400倍程度の顕微鏡で観察することで,鳥の科ごとに識別ができるノウハウを紹介する3章では,旧版では掲載できなかったネッタイチョウ目とノガン目を加えて,日本産で記録のある鳥類のすべてに当たる24目を掲載しました。
・ 増補改訂では新しく,羽根の収集から保管,撮影までを解説したパートを入れました。拾うときに集めるとよい情報から,収集のときの注意点,そして持ち帰った後での洗浄・乾燥の方法,さらには保管方法のバリエーションまで,写真付きで具体的なノウハウを紹介しています。撮影に関しても,筆者が実際に行っている方法を小道具も含めて解説してもらっているので,本書で掲載している羽根がどのように撮影されているかがわかると同時に,自分で撮影する際の参考になります。
内容説明
絵解き検索・図鑑・顕微鏡観察―ミクロからマクロまで、さまざまな方法で「鳥の羽根を識別したい」というニーズに応えた初版から、ページを増やして大幅にパワーアップ。羽根図鑑の掲載種は身近な鳥から離島の固有種、渡り鳥、珍鳥まで50種を追加、掲載種は300種を超えました。顕微鏡観察では初版で未収録のネッタイチョウ・ノガンの2目を加えて日本産鳥類の全目を制覇。さらに羽根のコレクションを始めたい人に向けて、羽根の収集、洗浄、保管、撮影の方法や手順をていねいに解説。羽根を楽しむノウハウのすべてがつまった増補改訂版です。
目次
第1章 特徴から検索する(“市街地”で見つかる羽根;羽根の“特徴別”の検索;“形”に特徴がある羽根 ほか)
第2章 羽根図鑑(非スズメ目;スズメ目)
第3章 ミクロの世界で識別する(顕微鏡で羽根を見て識別する;小羽枝検索チャート)
著者等紹介
藤井幹[フジイタカシ]
1970年、広島県生まれ。(公財)日本鳥類保護連盟の調査研究室室長としてワカケホンセイインコの分布状況調査やコアジサシの研究などを行う。羽根には学生のころから魅せられ、収集に明け暮れていたが、収集だけでなく識別点にもこだわって取りまとめてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。