出版社内容情報
羽や足跡,古巣など,鳥の生活の痕跡「フィールドサイン」を楽しむための日本初のガイド。採集や保存方法など観察のノウハウが満載
箕輪義隆[ミノワヨシタカ]
イラストレーター。図鑑の図版や本の挿絵,博物画などを手がける。『講談社の動く図鑑MOVE 鳥』,『身近な野鳥観察ガイド』,『海鳥識別ハンドブック』 など著作多数。BIRDERでは今回の書籍のテーマである鳥のフィールドサインについて連載をしていた(2009年1月号~2011年12月号)。
内容説明
糞、足跡、羽毛、古巣など、鳥のフィールドサインを徹底解説した、日本で初めての観察ガイド。鳥が残した“痕跡”を読み解いて、彼らの生活や行動を探ろう。
目次
足跡
糞
ペリット
羽毛
古巣
食痕
その他のフィールドサイン
推理する
カラスとカワウで始めてみよう
フィールドサインと人
著者等紹介
箕輪義隆[ミノワヨシタカ]
1968年新潟県生まれ。科学イラストレーターとして主に鳥類を描き、図鑑や書籍などに提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
74
(2023-75)【図書館本】ちょっと変わった観察図鑑。野鳥をその場で見るだけじゃなくて、彼等がいた痕跡からの観察。浜辺に残されたシギチの足跡や、落ちている羽毛などはまだよくわかるけど、ペリット(消化できないもの吐き出した塊)や糞なども観察の手がかりになるとは。いろんな種類の野鳥の糞が写真付きで解説されているが、さすがに糞だけで種類を同定するのは難しいとのこと。まぁそうだろう。★★★2023/07/17
あじ
41
海辺に散らばる銀杏の葉(水鳥の足跡)、季節問わずに舞う雪(羽毛)、地面に敷かれた花の絨毯(盗蜜行為)…それらは鳥が残した生活痕跡、フィールドサインと呼ばれる。足跡、糞、食痕等から犯人を突き止めるべく、手掛かりとなる資料を豊富に提示。勿論、気になる犯人の顔写真は、モザイクなしで横顔を掲載している。※悪者として扱っている訳ではない。面白かったのは干潟に残った嘴の食痕を、石膏型に取るという着眼点。そしてモズの“はえにえ”ギャラリー。木の枝に獲物を刺して保存する習性があるモズが、手掛けた干物コレクションが楽しい。2016/12/13
こ~じぃ。。
1
鳥さんって尿と糞を総排泄口から一緒に出すんだって。。2016/12/06