目次
第1章 きのこのきほん(きのことは?;森ときのこ;森の仲間たち;きのこの撮影フィールドその一 北海道阿寒湖周辺)
第2章 きのこのきしつ(いろいろなきのこ;かたちいろいろ;きのこの名前;色について;きのこの撮影フィールドその二 東北地方北部)
第3章 きのこのきもち(観察に出かけよう!;五感で楽しもう!;四季のきのこ;どこに生えるの?)
番外編(きのこを調べる;きのこの撮り方)
著者等紹介
新井文彦[アライフミヒコ]
1965年生まれ。きのこ写真家。初夏から晩秋にかけては、北海道釧路地方の阿寒湖に滞在し、ネイチャーガイドも行う。書籍、雑誌、広告などに写真提供多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
60
こんなにも色々な形、色の茸があるんだ!そんな驚きと共に、生えている場所の美しい自然に魅了される本でした。写真家である新井さんは、ネイチャーガイドもされている。これらの写真は北海道や東北で撮られたものが多いようですが、やはり大きな森や川などの大自然が残っているからでしょうね。研究家ではない新井さんが語る茸の話は難しくなくて親しみやすい文章で綴られています。茸を可愛らしく撮るために様々な工夫をされているようで、その方法も書かれています。青や紫色の茸に神秘的な形の茸、まだまだ新種も見つかる可能性ありとか!2015/07/09
ぷれば
51
きのこ写真家による、きのこ愛あふれる一冊。小人の国!?おとぎ話の世界?を彷彿させる、森ときのこの写真が、とにかくキレイ。美しいだけでなく、姿形・色合いも、たまらなく愛らしい。文章も堅苦しくなく、きのこ探しをしながら、一生懸命語りかけてくれているような雰囲気。人類誕生はるか前から存在する菌類は、世界で150~500万種あり、名前がついているのは10万種ほど。本書の写真にも名称不詳があり、きのこの奥深さは果てしない。2016/07/08
にし
41
多分苦手な人も多いであろうキノコ。でも新井さんの写真をみると一気にキノコラブが湧いてきます。私も山でキノコを探すけどフォトジェニックな姿のキノコを探すのは超大変。ベニアンズタケ!見つけたーい。粘菌の子実体も見つけたーい。ミクロの世界を追って広い森を散策したくなる一冊です。2015/12/31
ホークス
36
2015年刊。沢山の美しい写真+勉強になる贅沢な本。阿寒湖周辺をホームとする写真家の著者は、「きのこの目線で森を眺めることが大事」と言う。だから、きのこの世界が身近に感じられる。木陰にヌッと立つきのこは意思ある存在のよう。表紙のハナオチバタケなど華奢なものは妖精を思わせる。真っ白で堂々としたドクツルタケは、きのこの女王の風格がある。冷たい炎のようなホウキタケや迫力ある質量感のハナビラタケ。冬虫夏草に寄生された虫は、意識を持ったまま侵されていく自分を想像させる。近くの公園でもよく見るけど、毒キノコには要注意2021/09/12
ひほ
32
表紙がきれいだったので借りてきたのですが、よく知らない茸がいっぱいで毒キノコもあるのかと思うと写真を見ていてもきれいというより怖くてぞくぞくっとしました。きっとよく知ればかわいいのだと思うのですが、怖くて知る勇気がでません。私は食用に栽培された茸だけでいいかな。食用に栽培された茸はどれも大好きです。2017/03/01