内容説明
かわいい、キモイ、キモかわいい…。なぜか気になる身近な生きもの“イモムシ”。しかしイモムシとは何を指しているのか、なぜイモムシと呼ぶのか、なぜこんなに多種多様なのか、どうすれば見つけられるのかなど、わからないことだらけ。そんな謎や疑問にベストセラー『イモムシハンドブック』の著者、生きもの写真家安田守が豊富な写真と実例で答えます。この1冊でイモムシのことならなんでもわかる!
目次
第1章 イモムシって何?
第2章 イモムシが大きくなると?
第3章 そのイモムシ、何食べる?
第4章 イモムシは何色?
第5章 イモムシをとりまく生きものたち
第6章 イモムシを観察する
著者等紹介
安田守[ヤスダマモル]
生きもの写真家。1963年京都府生まれ。千葉大学大学院修了。自由の森学園中・高の理科教員として生物などを担当。同校を退職後、写真家に。信州伊那谷を拠点に、身近な里山の昆虫など広く生物と自然を撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫陽花と雨
36
「イモムシハンドブック」の著者によるイモムシの教科書。カラーページもあるが、確かにほぼ教科書でイモハンと比べると文章が多い。脚の数と位置を改めて確認し、それで種類がわかること。食性も様々でハエをハンターするイモムシもいること(かっこいい)その色合いからの擬態の凄さは写真も載っていて、どこにいるか探すのも楽しかった。ほぼ全て鳥たちに食い尽くされるコロニーもあったり、対抗するために毒を持ったらその分栄養もってかれて成長が遅かったり。今まで知らなかったイモムシの世界をより深く知れて面白かった。2021/04/09
たまきら
23
オールアバウト・イモムシ!フルカラーのハンドブックの著者による、より詳しい読み物です。とくにわが遊び場で大繁殖しているマイマイガの章は楽しかった!娘もだいぶ知識で武装したので、恐怖心も少しは薄れたかな?…ハンモック、ホント蚊帳つきにしておいてよかった~。2020/06/23
みゃん
9
クスサンの幼虫を踏みつけて、中から絹糸線を取り出して、酢に付けて伸ばすとテグスが作れる!!!うわー、昔の子供はスゴイなあ2019/11/15
流石全次郎
8
イモムシは何故「芋虫」と呼ばれているのだろうから始まって多様な角度からチョウ目の幼虫について記載されている。食草の傾向(広食性・狭食性)、異常発生、形態、色彩、種の特性、天敵(野鳥・捕食性コウチュウ類・狩りバチ・寄生バチ・冬虫夏草など)、イモムシの観察方法、飼育方法、撮影方法などなど。 自分には飼育は無理。だけど同じ著者の「イモムシハンドブック」(1巻~3巻)を持って屋外に出たくなる。イモムシ探索に家族は誰もついてこないのは明らかであるか。2019/07/21
とろまつ
6
『イモムシ ハンドブック』の安田守さんが書かれた、イモムシ愛溢れる読みもの。様々な視点からイモムシについて書かれていて、楽しい内容でした。この方の撮るイモムシの写真、動きが想像できたりして楽しい(*´-`)2019/07/19