内容説明
原子・分子について1巻の早い段階で扱っているため、多くの基本現象や物質を、原子・分子の概念を背景にして系統的に学習することができる。重要概念でありながら現行の学習指導要領からは削除されて検定教科書では学べない内容が、本書では積極的に盛り込まれている。単に現象を調べたり知識をまとめるだけでなく、背後にあるメカニズムにできる限りふみこんで解説しているため、興味に応じてどんどん学習を深めていける。どの章も、テーマの大局的な本質を最初に学び、その土台の上で重要概念についてより詳細に学ぶという、合理的で自然な展開。ごく最新の知見や身近な事例は、発展的な内容であってもコラムなどの形で柔軟にとり入れて紹介。
目次
第1章 光と色の世界
第2章 音の世界
第3章 物質と原子・分子
第4章 物体と力
第5章 物質の状態変化と気体
第6章 溶解と水溶液
第7章 植物のくらしとからだの仕組み
第8章 植物のなかまと歴史
第9章 大地の成り立ちと生い立ち
第10章 震える日本列島
著者等紹介
左巻健男[サマキタケオ]
1949年栃木県小山市生まれ。現在、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。専門は、科学教育、環境教育。千葉大学教育学部卒業(物理化学教室)、東京学芸大学大学院教育学研究科修了(物理化学講座)。東京大学教育学部附属高等学校(現:東京大学教育学部附属中等教育学校)教諭、京都工芸繊維大学教授を経て現職。中学校理科及び高校理科総合及び化学教科書編集委員・執筆者(東京書籍)。科学技術振興事業団サイエンスレンジャー。新理科教育メイリングリスト代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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