内容説明
2003年に日本国内で撮影された鳥の写真を募集したところ、全国から292通、計1,126点の作品が寄せられた。選者にプロカメラマンの中野泰敬氏と平野伸明氏を迎え、選び抜かれた89点をここに収録している。巻末には撮影データ、撮影者のコメントに加え、両氏からのアドバイスも添えられている。
著者等紹介
中野泰敬[ナカノヤスノリ]
写真家。学生時代に野鳥に興味をもち、卒業後、野鳥の写真を扱うフォトライブラリーに入社。福島市小鳥の森のレンジャーを経験した後、1991年よりフリーのカメラマンとして独立。1961年東京都生まれ。明治大学工学部卒業
平野伸明[ヒラノノブアキ]
映像作家。23才の時に雑誌『アニマ』にチョウゲンボウの生態写真を発表。1991年から2年間ロシアで生活。1998年に映像制作プロダクション「つばめプロ」を設立。自然の映像制作に携わる。1959年東京都生まれ
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感想・レビュー
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モリー
72
この写真集を見ても鳥が好きになれない、と信じる理由が私には見つからない。押し付けがましいが、鳥好きを自称する方もそうでない方も、騙されたと思って、鳥の写真集を手にとって確かめてみてほしい。かく言う私も妻から洗脳(?)されて鳥の魅力に鳥憑かれる迄20年近くかかったのだから、一鳥一夕にはいかないとは思うのだが…。私のアイコンのヒヨの気持ちを代弁して言わせて貰うが、無背景でも私(ヒヨ)のように美しい鳥はそうそういないのである。鳥は美しい自然の中でこそ輝くのだ。鳥は、色鳥豊かな自然に欠かせないアクセントなのだ。