内容説明
草木約200種の実やタネ、花などの写真とともに、タネが散布される仕組みを解説。
目次
風散布(ふわふわ)―綿毛や冠毛をもち、風にふわふわ漂うタネ
風散布(ひらひら)―回転翼やグライダー翼をもち、空を飛ぶタネ
風散布(微細)―微細でほこりのように舞うタネ
水散布―水流に乗って流れたり、雨滴に弾かれたりするタネ
自動散布―乾いて縮む力や水の圧力を用いて、自ら弾け飛ぶタネ
動物散布(付着)―カギ針や逆さトゲ、粘着質などで、人や動物にくっつくタネ
動物散布(被食=周食)―鳥や動物が果肉などの可食部分を食べることで運ばれるタネ
動物散布(貯食)―小動物や鳥が貯え、一部を食べ残すことで運ばれるタネ
動物散布(アリ)―アリを誘引してアリに運ばれるタネ
著者等紹介
多田多恵子[タダタエコ]
東京都生まれ。東京大学博士課程修了。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
39
街中、近くの野山で見かけるタネや実はこの本でほとんどわかると思う。ハンディなサイズなのでカバンに入れておいても邪魔にならなくてちょうどいい。出版元の文一総合出版のハンドブックシリーズはいろいろあって自然観察には重宝する。2015/10/26
ゆうしゅまむ
3
公立図書館)図鑑なので、隅から隅まで読んだわけではないが。各植物が1頁でまとめられている。調べたい実を写真で見つけ、その花は?どんな味(食べられるものの時だけね。)などの情報を知るのに便利な本だった。一部、専門用語にはルビが付いてた。各植物のキャッチコピーを付けているのだがそれを見ているのも楽しかった。2014/09/09