目次
森林の生態を長く広く観てみよう
第1部 樹木の繁殖と更新を観る
第2部 樹木の一生を追いかける
第3部 森林群集の成り立ちを探る
第4部 ネットワークが拓く森林の生態学
森林研究之奥義書
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mm
1
フタバカキ科の一斉開花、ブナのマスティング(豊凶)、カツラが撹乱後のギャップで芽生え、樹が傷つくと萌芽をだし、生き続けて最後には極相植物に囲まれていきる。熱帯の植物は生態的ニッチの差がないという中立統合説、(現在否定されぎみ)に、ミズキの鳥による種子散布など、実際の研究の様子とともに説明されていた。生態学が自然を数字にして目に見えるように表現する学問だと感じる本。難しいけど、上手く表現できるとすごく楽しいだろうな。一番驚いたのは森林の生態はまだまだわからないことだらけだということだった。2016/03/03
ユーリ
0
森林の生態学を研究する手法、事例を紹介