内容説明
生物多様性の喪失が懸念される中で、生物多様性を十分に説明できる理論はいまだに確立されてない。本書では、生物群集のすべての個体が中立であるという仮定の下、種分化と分散制限を組み込んだ群集動態モデルを構築し、生物多様性学(種数や相対種個体数の理論)と生物地理学(種の地理的分布の理論)を統一する。この統一中立理論によって、さまざまな時空間スケールの生物多様性について、検証可能な予測が提示される。
目次
第1章 MacArthurとWilsonの生物地理学
第2章 相対種個体数の古典的理論
第3章 相対種個体数の動態モデルの萌芽
第4章 生態的浮動下の局所群集動態
第5章 メタ群集動態と統一理論
第6章 動態モデルと種数面積関係
第7章 メタ群集の空間明示モデルとベータ多様性
第8章 種分化と系統と多様性の進化
第9章 サンプリングとパラメーター推定
第10章 分散集合理論とニッチ集合理論の調和
著者等紹介
Hubbell,Stephen P.[HUBBELL,STEPHEN P.][Hubbell,Stephen P.]
1942年、米国フロリダ州で生まれる。1969年、カリフォルニア大学バークレー校にてPh.D.を取得する。ミシガン大学、アイオワ大学、プリンストン大学、ジョージア大学などを経て、現在、カリフォルニア大学ロサンジェルス校教授。スミソニアン熱帯研究所上級研究員。植物生態学、群集生態学、理論生態学の研究で国際的に知られ、熱帯林における大規模モニタリング研究の先駆者である。生態学の発展に大きく貢献した科学者に贈られる英国生態学会のMarsh Ecology Prize、米国生態学会のWilliam S.Cooper Award,Kempe財団のKempe Awardなどを受賞した。また、全米科学環境評議会の議長として、環境問題の科学的な意思決定に関する活動に取り組んでいる
平尾聡秀[ヒラオトシヒデ]
1980年生まれ。2008年、北海道大学大学院環境科学院博士後期課程修了。博士(環境科学)。現在、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター日本学術振興会特別研究員。専門分野:群集生態学・景観生態学
島谷健一郎[シマタニケンイチロウ]
1961年生まれ。1992年、京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。2000年、ミシガン州立大学大学院森林科学科博士課程中退。博士(学術)。現在、統計数理研究所モデリング研究系助教。専門分野:空間生態学・時空間モデリング
村上正志[ムラカミマサシ]
1970年生まれ。1998年、北海道大学地球環境科学研究科修了。博士(環境科学)。北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教を経て、千葉大学理学研究科准教授。専門分野:群集生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rose finch
Rose finch
ピリカ・ラザンギ
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