内容説明
ただ外来魚を同定するための図鑑ではなく、「外来種と外来種問題」「外来魚の何が問題か?」「外来魚と法規制」「外来種の防除」といった、日本における外来魚問題の現状と課題に関して、第一線で活躍する研究者が、明確に解説。日本の野外で実際に見つかっている外来魚をすべて取り上げ、国内分布や原産地、形態と生態の解説に加え、在来種への影響や移殖史も紹介。また、種の同定に必要な標本写真を豊富に掲載するとともに、外来魚の生活史を時間をかけて撮影した貴重な生態写真は、日本の自然の中で暮らす彼らのありのままの姿を描写する。
目次
国外外来種(オオタナゴ;タイリクバラタナゴ;ハクレン;コクレン;ゼブラダニオ ほか)
国内外来種(コイ;ゲンゴウロウブナ;ギンブナ・ニゴロブナ;ヤリタナゴ・アブラボテ;シロヒレタビラ・アカヒレタビラ ほか)
著者等紹介
松沢陽士[マツザワヨウジ]
1969年生まれ、千葉県出身。東海大学海洋学部水産学科卒業。1997年より写真家として活動を開始。日本の淡水魚を中心に撮影し、北海道から沖縄まで国内各地の川や湖に魚を求めて潜り続ける。山梨県本栖湖でオオクチバスの産卵を見たことがきっかけで、サンフィッシュ科の魚の生態に興味を持ち、これらの撮影をライフワークにする
瀬能宏[セノウヒロシ]
1958年、東京都生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了、農学博士。(株)益田海洋プロダクションを経て、現在、神奈川県立生命の星・地球博物館の専門研究員。沿岸性魚類の分類や生物地理のほか、外来魚問題にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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