内容説明
多種多様な生きものがくらす自然豊かな森に入ると、多くの枯れ枝や倒木などを目にします。このような植物の残がいは菌類の働きによって分解され、ゆっくりと「朽ち木」になっていきます。そのような朽ち木に集まる昆虫の多様性を紹介するため、本書では、異なる「目」や「科」に属す昆虫たちを掲載しました。それぞれの種は、身近な環境で見ることのできるものや、おもしろい生態をもつもの、不思議な形をした種など様々です。
目次
朽ち木ってなんだろう?/生きている木も朽ち木?
3つの腐朽タイプ
朽ち木の多様性
朽ち木を利用する昆虫たち
用語解説
本書の使い方/凡例
バッタ目
カメムシ目
シロアリ目
ゴキブリ目
ハエ目
チョウ目
ハチ目
朽ち木で越冬する昆虫たち
朽ち木で見られる生きもの
著者等紹介
鈴木知之[スズキトモユキ]
1963年、埼玉県越谷市生まれ。昆虫写真家。國学院大學経済学部卒業。1991年より青年海外協力隊としてパプア・ニューギニアに赴任し、アレクサンドラトリバネアゲハの保護活動を行う。1993年に帰国後、アジア・オーストラリアの熱帯雨林を中心に昆虫の撮影を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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