目次
第1章 保全生物学と生物多様性(保全生物学の学際的アプローチ―ウミガメの事例;なぜ保全生物学は必要なのか ほか)
第2章 生物多様性の危機(絶滅速度;人為的原因による現在の大量絶滅 ほか)
第3章 個体群と種のレベルでの保全(小さな個体群の重要な概念;小さな個体群が直面する問題 ほか)
第4章 生物群集レベルでの保全(保護地域;保護地域をネットワーク化するためのデザイン ほか)
第5章 保全と持続可能な発展(国内の取り組み;伝統的社会、生物多様性、持続可能な発展 ほか)
著者等紹介
プリマック,リチャード・B.[プリマック,リチャードB.][Primack,Richard B.]
ボストン大学生物学部教授、Ph.D.専門分野は保全生物学、植物生態学。1972年、ハーバード大学生物学科卒業。デューク大学にて博士号取得、その後カンタベリー大学、ハーバード大学のポストドクタルフェローなどを経て、現職。2003年から2004年は、Association for Tropical Biology and Conservationの学会長を務める。現在はBiological Conservationの編集委員長を務める。2007年10月から2008年1月まで、東京大学大学院農学生命科学研究科の客員教授を務める。現在の主な研究テーマは、気候変動が生物群集に与える影響、熱帯雨林の保全と管理、保全生物学の教育など
小堀洋美[コボリヒロミ]
武蔵工業大学(2009年4月より東京都市大学)環境情報学部・同大学院教授、農学博士、専門分野は保全生物学、環境教育。1970年、日本女子大学生物農芸学科(現理学部)卒業、同大学院修士課程修了、東京大学にて博士号取得、東京大学海洋研究所職員、南カリフォルニア大学生物学部客員研究員などを経て、1997年より武蔵工業大学助教授、2003年より現職。日本環境教育学会幹事、環境省平成の名水百選調査検討委員、横浜市環境教育基本方針検討部会委員長、環境保全活動賞審議会審議委員長などを務める。現在の主な研究テーマは、生物指標を用いた環境の評価と環境再生、河川の新たな評価手法の検討、オーストラリアの熱帯雨林の復元やアジアの河川での環境教育プログラムの実践など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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