目次
教育篇(戦後同和教育論の変遷;同和教育に内在する「生活と教育の結合原則」;子どもの社会認識の形成と部落問題学習;社会同和教育の歩み―雑誌『部落』にみる一九九〇年代までの社会同和教育・人権啓発の歩み;同和対策事業と住民の自立―地域の教育力にかかわって;同和教育の終結と民主教育の実践―「同授研」・「どの子研」の実践研究と運動の総括;滋賀県における同和教育の展開―民主教育への発展をめざして;和歌山県における同和教育終結の取り組み;同和対策の終結と同和教育研究会の変貌―新自由主義国家における新たな「人権戦略」)
思想文化篇(戦後日本の思想状況と部落問題解決への道程;戦後の仏教界と部落問題;戦後部落問題文芸と研究の到達点;部落問題解決過程にみる戦後文芸の一側面―『破戒』の受容史・評価史;部落問題解決過程への演劇・映画の作用―「破戒」「橋のない川」を中心にして;手記に見る部落問題解決への道)