内容説明
「解放教育」というものの実態を、これほど白日のもとにさらした証言は、ほかにないであろう。児童が言ったかどうかもさだかでない「発言」を「差別発言」と決めつけ、特定団体に持ちこみ、抗議する教師に暴力をふるい、しかもそれをもみ消そうとする。しかし、それは通らなかった。岡田隆行先生がつねづね子どもたちに話している、人間としてあたりまえのことを誠実に実行する。それを身をもって頑張りとおしたからだ。と同時に、部落問題の解決を願う国民大衆の声と、全解連をはじめとする自覚的民主勢力のとりくみが、局面を切り開いていった。
目次
1 「事件」の起こりと支援の広がり
2 「解同」系諸団体の巻き返し
3 学校・教育委員会までも
4 もの言えぬ教師づくりを策して
5 変わりはじめた保護者・市民
6 不当配転阻止―世論が「解同」の圧力に勝った
7 新年度、第2ラウンドのゴングが
8 今、まさに夜明け
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