内容説明
本書の地図の原図は火災保険特殊地図(火保図)といい、終戦前後に作成された住宅地図です。空襲が激しくなると、原図は戦火と混乱をかいくぐり、疎開させています。そのおかげで現在も見ることができる貴重な地図が50年の時を経て復刻し、昭和26年代の浅草を鮮やかに蘇らせます。
目次
写真で見る―あの日の浅草(「占領下の浅草」;「戦火をくぐった建物にふれる」;コラム「地図という歴史の証人」 ほか)
「地図を片手に浅草歩き」(「映画に現れる―戦後の浅草」;あの日の浅草(火保図)
今の浅草(現代の地図) ほか)
あの日の暮らしを今に伝える(浅草の知識を深められる施設;コラム「浅草の銭湯」;浅草ガイド ほか)
著者等紹介
佐藤洋一[サトウヨウイチ]
早稲田大学芸術学校空間映像科客員助教授、都市形成史、都市映像史。1966年東京都生まれ。95年早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。博士(工学)。同大学理工学部助手、同大学理工学総合研究センター客員講師を経て、現在、早稲田大学芸術学校空間映像科で教鞭を執る。また、同大学メディアデザイン研究所研究員として台東区写真アーカイブスの構築に関する調査研究などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rbyawa
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c057、本の内容の傾向としてはあれかなぁ、地域雑誌の浅草特集といった感じだったのですが、特筆すべきはタイトルにもなってる昭和26年の「火災保険特殊地図」なんでしょうね、A5の本の縦横×4倍のサイズの地図が付いているので正直見るのに苦労しました、左右上下に文章と区画説明載ってるしww 浅草は江戸時代には江戸の外側、浅草寺を中心にした寺町に芝居小屋が、戦後映画館が立ち並んだ歓楽街。今も惜しまれている浅草寺のひょうたん池が埋め立てられて少しずつ衰退したよ、と言われていたのですが、そういうこともあるのかもなぁ。2012/05/19
tkm66
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資料。2020/12/27