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内容説明
絵本には子どもの発達を助ける力があります。そして、そんな絵本を届ける大人がどの子にとっても必要です。20年以上、支援の必要な子どもたちへの読み聞かせを続けてきた「本と子どもの発達を考える会」のメンバーがその活動の記録をもとにまとめた「絵本の読み方実践書」。この本には、子どもたちの心に届くためにはどうしたらいいだろうと検討し、工夫した絵本の読み方がいっぱいつまっています。
目次
乳幼児期
ことばを育てる
コミュニケーションが苦手な子に
視覚支援
体験・活動・あそびにつなげる
いのちの絵本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
32
長年、支援の必要な子どもたちに絵本を届けてきた本と子どもの発達を考える会の方々の実践を踏まえたガイド本。支援を特段に必要としていない子への読み聞かせにも有効な本ばかりでした。我が家の本棚?ってくらい私のチョイスと掲載本が似ていてびっくり!JPICの読書アドバイザーの方が著者のメンバーに多いからかしら(私もJPICのこの本読んで、を定期購読しているので)通常学級の子達に、支援の必要な子のことを知ってもらうための活動もされていて、参考になりました。図書館で借りたけど購入したいな。2020/03/28
anne@灯れ松明の火
25
新着棚で。発達支援に限らず、乳幼児向けおはなし会にも参考になる。「おすすめの読み方」や「ポイント」もあり、「今度、こんなふうにやってみよう」という気持ちになった。絵本もたくさん紹介され、ガイドブックとしても使える。本と子どもの発達を考える会・会員さんたちからのメッセージも素晴らしい。2020/02/04
ヒラP@ehon.gohon
17
発達支援という言葉に誘われてこの本を手にしました。発達障害の利用者さんたちと日ごろ接している者としては、参考ともなり、物足りなくもありましたが、「絵本でひらく心とことば」という」タイトルの通り、彼らの心をひらく事を大前提に受けとりました。 個性の塊である彼らに、考えることだとか、不得手なことを無理強いすれば、かえって心を閉ざしかねません。 この本で紹介されている絵本は、年齢的には幼児期に読む本であることに納得しました。 子どもたちに寄り添う読み聞かせ姿勢は素晴らしいと思いました。2020/05/26
おはなし会 芽ぶっく
16
特別支援を必要としていない子どもでも、一律〇歳向けに当てはまらない子どもは多いです。小学校の高学年でも低学年向けの本が合う子も居たり、その逆もあったり。大人数相手のおはなし会では一人一人に合わせることが難しいと感じていましたが、読み方次第で小さい子向けと言われる絵本が、高学年にウケたりする時もあるなぁ、と再確認出来た本です。今回は借りましたが、購入予定にしました。2020/04/05
yucono
2
支援学級での読み聞かせについてどんな本を選んで良いのか悩み手に取った。結果、気負わず、いつも通りでよいのだと思った。もちろん、コミュニケーションが苦手な子へ向けた紹介もあるが、1番は子供たちと向き合う自分がリラックスして楽しむ気持ち。子供が幼い頃に読んでいた本の紹介もあり、懐かしい気持ちになった。苦手に思っているタイプの本にも効果や役割があるとわかり、少しばかり興味を持てた。この活動グループの愛情深さがとても伝わる本。2022/06/27