内容説明
大正デモクラシー期、昭和戦前期に各界の指導的役割を果たした「華族」はどのような家庭教育を目指していたのか?とくに男性華族の理想と実際の子育て、家庭教育の詳細を、有馬頼寧(伯爵)、岡部長景(子爵)、阪谷芳郎・阪谷希一(子爵)、水野直(子爵)らの「日記」などを活用して明らかにする。
目次
序章 華族の家庭教育の研究意義と状況
第1章 華族の家庭教育と近代
第2章 有馬頼寧の家庭教育
第3章 岡部長景の家庭教育
第4章 阪谷子爵家の家庭教育
第5章 華族女学校附属幼稚園における保育実践
第6章 大正期の華族の学習院論
第7章 国民の模範としての華族の家庭教育
終章 華族の家庭教育と男性
著者等紹介
伊藤真希[イトウマキ]
1982年愛知県に生まれる。2011年愛知淑徳大学大学院現代社会研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知淑徳大学非常勤講師。学術博士(愛知淑徳大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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