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出版社内容情報
横須賀造船所で竣工した初めての国産軍艦「清輝」が明治11年1月に横浜を出港したヨーロッパ航海は1年3か月の長期にわたった。若手海軍士官たちはヨーロッパで何を見てきたのか
明治9年に横須賀造船所で竣工した初めての国産軍艦「清輝」が明治11年1月に横浜を出港したヨーロッパ航海は1年3か月の長期にわたった。
明治維新から10年で、軍艦を国産し、欧州へと航海させた海軍、その任務を見事に完遂した軍艦「清輝」、その航跡を追い、それを支えた若手士官にも焦点を当てたノンフィクション。
◆横須賀造船所で最初に造られた軍艦は「清輝」
◆ヨーロッパ派遣費用は現在の5億円
◆香港への途中で艦長用の端艇が流される
◆イギリス領香港で端艇を入手
◆イギリス領コロンボで牢獄を見学
◆ジェノバの海軍兵学校を見学
◆マルセイユへ、フランス人の艦内見学者は連日200人
◆プリマスの造船所でイギリス海軍の造船技術に感服する
◆ポートランドでイギリス艦隊を見学
◆ポーツマス入港、テムズ川を航行し大がかりな艦上レセプション
◆シェルブールに入港し、パリ万国博覧会を見学
◆ドイツの兵器産業を視察
◆コンスタンチノーブルでトルコ皇帝に謁見
序 章 軍艦「清輝」の誕生
第一章 西南戦争と「清輝」
第二章 ヨーロッパ派遣の準備
第三章 「清輝」の応援士官は専門家集団
第四章 明治海軍の軍艦の海外派遣
第五章 日本出航からイギリスまでの航海
第六章 イギリス本土に到着
第七章 日本への帰路
第八章 「清輝」ヨーロッパ航海の意義
付録1 フランスのマルセイユの新聞記事
付録2 イギリスのヘラルド紙の記事
付録3 トルコ皇帝謁見の様子
「清輝」関係年表
大井 昌靖[オオイ ヨシヤス]
著・文・その他
内容説明
若手海軍士官たちはヨーロッパで何を見てきたのか。明治9年に横須賀造船所で竣工した初めての国産軍艦「清輝」が明治11年1月に横浜を出港したヨーロッパ航海は1年3か月の長期にわたった。明治維新から10年で、軍艦を国産し、欧州へと航海させた海軍、その任務を見事に完遂した軍艦「清輝」、その航跡を追い、それを支えた若手士官にも焦点を当てたノンフィクション。
目次
序章 軍艦「清輝」の誕生
第1章 西南戦争と「清輝」
第2章 ヨーロッパ派遣の準備
第3章 「清輝」の応援士官は専門家集団
第4章 明治海軍の軍艦の海外派遣
第5章 日本出航からイギリスまでの航海
第6章 イギリス本土に到着
第7章 日本への帰路
第8章 「清輝」ヨーロッパ航海の意義
著者等紹介
大井昌靖[オオイヨシヤス]
1962年生まれ。千葉県立木更津高等学校、防衛大学校卒業、海上自衛隊に入隊後、護衛艦「みょうこう」、技術研究本部(現防衛装備庁)、防衛省防衛政策課などで勤務、2010年から2017年まで防衛大学校防衛学教育学群准教授。この間、2011年放送大学大学院修了、2014年拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程(安全保障専攻)満期退学。修士(学術)、博士(安全保障学)、2017年海上自衛官を2等海佐で定年退職。一方で地域活動に励み、これまでに横須賀市消防団、子供会会長、中学校のPTA会長を務める。現在は町内会役員を務めるとともに地域の子どもに祭り囃子を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。