内容説明
著名な人の死は多くの場合、劇的であり、葬られた場所は厳粛な処だ。たとえその人物が、世に悪人だと言われたとしてもである。その厳粛さに惹かれた著者が、若い頃から訪ねた墓地に眠る人の生き様に思いを馳せ、もし問いかけがあるならば、その答えを思索する異色の紀行書。
目次
日本の部(正成の首塚;六波羅探題北条一族の墓;北条高時の墓;菅原道真の墓;支倉常長の墓;渡辺崋山の墓;江藤新平の墓;西郷隆盛の墓;平民宰相原敬の墓)
ヨーロッパの部(カタコンベ;山賊ホセマリアの墓;「スペイン戦争」犠牲者の墓;カルメンと椿姫の墓;哲学者ニーチェの墓;ウィーンの中央墓地 ベートーヴェンの墓;ヒットラーの両親の墓;ナチス親衛隊員の墓;ユダヤ人墓地)
著者等紹介
永峯清成[ナガミネキヨナリ]
歴史作家。著書『上杉謙信』(PHP研究所)、『楠木一族』『北畠親房』『新田義貞』(以上、新人物往来社)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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