はじめての日本現代史―学校では“時間切れ”の通史

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829507087
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

歴史学と政治学の複眼的視角で描く画期的な日本現代史入門



政治・外交・経済の分野での世界の潮流をふまえ

戦前期から現在の安倍政権までの日本の歩みを概観する

序 章 国際的契機と国内的要因の織りなす日本史

第1章 あの戦争がなぜ「自衛戦争」ではいけないのか?

 1、国際秩序の中の日本

コラム  民族運動の高まり/「或る在朝日本人の生涯―浅川巧」

 2、国際協調の世界潮流

 3、軍部による世界秩序への挑戦!?

第2章 どうして「アジア・太平洋戦争」に負けたのか?

 1、日中戦争と「三国同盟」とは、どのような選択の結果か?

 2、「東亜新秩序」とは、どのような理念か?

 3、「大東亜共栄圏」と太平洋戦争の過ち

 4、戦災と国民生活

 5、「ポツダム宣言」と天皇の終戦‐敗戦と国際秩序

第3章 敗戦国はどのような戦後世界に復帰したのか?

 1、押し付けられた「平和憲法」

 2、占領政策の転換されたシナリオ‐冷戦構造と日本

 3、自衛隊の存在は違憲か合憲か?‐朝鮮戦争と再軍備

 4、「東京裁判」は誰への裁きか?‐戦後復帰への寓意

コラム  「人間宣言」/「木戸幸一の所感」

 5、日本はどうしてアメリカの味方になったのか?‐サンフランシスコ講和条約

第4章 世界のルール「戦後レジーム」とは何か?

 1、自民党はどのように誕生したか?‐「55年体制」と「日ソ共同宣言」

 2、「戦後帝国主義」の登場‐「安保改定問題」

コラム  「旧安保」と「新安保」はどこが違うか?

 3、アメリカの経済戦略としての高度経済成長

 4、佐藤栄作政権の偽証‐自民党政権確立の過程

 5、「明治百年記念式典」‐安倍晋三内閣の歴史観の原点

第5章 冷戦期の日本は世界からどう見られたか?

 1、地方分権をどう求めるか?‐「日中友好」と「列島改造」

 2、日本とアジアの「優しい関係」

 3、日本はアメリカに従属したのか?

第6章 「バブル」は憧れの時代か?

 1、新自由主義の世界とは、どのような世界か?

 2、日米の「蜜月時代」‐「ロンヤス・ハネムーン」

 3、バブル景気はどのように起きたのか?

 4、「天下り」はなぜ許されるのか?‐自民分裂で露呈した癒着構造

コラム  バブル景気

第7章 冷戦終結は日本とアジアをどう変えたか?

 1、自民党政権はなぜ崩壊したか?‐その1:冷戦終結と「55年体制」の崩壊

 2、自衛隊はなぜ海外へ派遣されるようになったか?

 3、「新党ブーム」と日本の選挙

 4、「ガイドライン」とは、どのような性格か?

     コラム 「ガイドライン」とは何か?/沖縄を苦しめる「地位協定」とは何か?

第8章 歴史教育はどのように問題なのか?

 1、戦争責任論と歴史認識問題

 2、平成不況‐「就職氷河期」と「失われた20年」

 3、グローバリズムとは何か?

 4、自民党政権はなぜ崩壊したか?‐その2:「自民党をぶっ壊す!」

     コラム 日本の政府は「大きな政府」か「小さな政府」か?

終章 日本は20世紀で戦争に懲りたのか?

 1、「新しい歴史教科書をつくる会」―グローバリゼーションとナショナリズム

     コラム 「リーマン・ショック」と「世界同時不況」

 2、「戦後レジームからの脱却」とは何か?―安倍晋三内閣と「日本会議」

 3、日本の未来と発展をどのように実現するか?

 4、どうして現代史を学ぶのか?

伊勢 弘志[イセ ヒロシ]
1977年、大分県生まれ。2001年、國學院大学文学部史学科卒業。2004年、桜美林大学大学院国際関係学部修士修了。2011年、明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、明治大学文学部助教。
主要著作:『近代日本の陸軍と国民統制‐山縣有朋の人脈と宇垣一成』(校倉書房、2014年)、『石原莞爾の変節と満州事変の錯誤』(芙蓉書房出版、2015年)、『新・未来をひらく歴史』(共著、日本評論社、2012年)。

飛矢? 雅也[ヒヤザキ マサヤ]
1974年、長野県生れ。1997年、明治大学政経学部政治学科卒業。2002年、明治大学大学院政治経済学研究科博士前期課程修了。2010年、同博士後期課程修了。現在、明治大学政治経済学部兼任講師。
主要著作:『大杉榮の思想形成と「個人主義」』(東信堂、2005年)、『現代に甦る大杉榮』(東信堂、2013年)、『高度成長の政治』(共著、つなん出版、2006年)、『大杉栄と仲間たち』(共編著、ぱる出版、2013年)、『グローバル・アナーキズムの過去・現在・未来』(共編著、関西アナーキズム研究会、2014年)、『関東大震災』(共著、日本経済評論社、2014年)。

内容説明

歴史学と政治学の複眼的視角で描く画期的な日本現代史入門。政治・外交・経済の分野での世界の潮流をふまえ戦前期から現在の安倍政権までの日本の歩みを概観する。

目次

序章 国際的契機と国内的要因の織りなす日本史
第1章 あの戦争がなぜ「自衛戦争」ではいけないのか?
第2章 どうして「アジア・太平洋戦争」に負けたのか?
第3章 敗戦国はどのような戦後世界に復帰したのか?
第4章 世界のルール「戦後レジーム」とは何か?
第5章 冷戦期の日本は世界からどう見られたか?
第6章 「バブル」は憧れの時代か?
第7章 冷戦終結は日本とアジアをどう変えたか?
第8章 歴史教育はどのように問題なのか?
終章 日本は20世紀で戦争に懲りたのか?

著者等紹介

伊勢弘志[イセヒロシ]
1977年、大分県生まれ。2001年、國學院大学文学部史学科卒業。2004年、桜美林大学大学院国際関係学部修士修了。2011年、明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。現在、明治大学文学部助教

飛矢〓雅也[ヒヤザキマサヤ]
1974年、長野県生れ。1997年、明治大学政経学部政治学科卒業。2002年、明治大学大学院政治経済学研究科博士前期課程修了。2010年、同博士後期課程修了。博士(政治学)。現在、明治大学政治経済学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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