内容説明
残酷な特攻は何のために行われたのか?隊員が自ら志願したのか、命令による強制だったのか?誰が命令したのか?膨大な史料・記録の調査と、生き延びた元特攻隊員の証言、無謀な特攻に命がけで反対した中堅軍人の行動などを通して、特攻の真相を明らかにする。いつ戦禍に巻き込まれるか分からなくなってきた今、現代人への警世の書。
目次
特攻は志願か命令か
人類史上稀に見る残酷な特攻兵器
特攻以外の攻撃方法はなかったか―反跳爆撃
最初の特攻指揮官・大西瀧治郎
特攻が初めて行われた捷一号作戦
海軍特攻の生みの親は嶋田繁太郎
特攻の創始者は東条英機
継続された特攻―統制派による特攻編
継続された特攻―海軍による特攻編
免責された戦犯たち
皇族による責任
忘れ去られた皇道派
著者等紹介
畑中丁奎[ハタナカチョウケイ]
1980年兵庫県生まれ。日本大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程修了。現在、兵庫県の教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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