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エア・パワーの時代

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  • サイズ A5判/ページ数 602p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784829506073
  • NDC分類 398.3
  • Cコード C3031

内容説明

19世紀末のエア・パワーの誕生から現代まで、軍事史における役割と意義を再評価し、その将来を述べたThe Age of Airpower(2011年刊)の全訳版。

目次

第1部 大空へ、一九〇〇年~一九三九年
第2部 史上最大の戦争、一九三九年~一九四五年
第3部 目新しい戦争、一九四五年~一九九一年
第4部 小規模戦争、一九四五年~二〇一〇年
第5部 住民の中の戦争、一八九八年~二〇一〇年
最終章 凋落、一九四五年以降?

著者等紹介

クレフェルト,マーチン・ファン[クレフェルト,マーチンファン] [Creveld,Martin van]
ロンドン大学経済政治学大学院で博士号を取得後、1971年からイスラエルのヘブライ大学歴史学部教授。防衛省防衛研究所及びアメリカ海軍大学を含む欧米の多くの大学や研究機関で講義や講演を行っている。軍事史及び戦略研究に関する22冊の著書及び多数の論文がある

源田孝[ゲンダタカシ]
元空将補。防衛大学校統率戦史教育室教授。防衛大学校航空工学科卒、早稲田大学大学院公共経営研究科(公共経営学修士)修了。航空自衛隊幹部学校戦史教官を経て、2013年から現職。軍事史学会理事。戦略研究学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無重力蜜柑

11
良著。A5判で600ページもあるが刺激的な本だった。20世紀から2010年頃までのエアパワーの歴史を、該博な知識に基づいて記述的、理論的に述べている。が、天邪鬼なクレフェルトらしくかなり斬新な視点から描かれている。一般にエアパワーは湾岸戦争を頂点とする栄光の歴史を歩んできたかのように描かれることが多いが、クレフェルトによると第二次世界大戦を頂点として没落し続けてきたの実態だという。その論拠として普通のエアパワー理論では無視されがちな議論がいくつか取り上げられる。核戦争、宇宙戦略、海軍航空、非正規戦である。2022/11/01

キミ兄

4
それほど期待していなかったのだが、予想外に面白い。特に非正規戦闘における制空権確保の意味や効果を近年の実例を交え説明した箇所が秀媚。 同じ作者の「補給戦」再読してみるか。☆☆☆☆☆。2015/05/01

パット長月

3
やたら分厚いが、プラモデルの箱でもかくやという安っぽい表紙でしかもソフトカバーと、金を払う気になれない哀れな造りではあるが、内容はクレフェルトの名前(と価格)に相応しい重厚さである。翻訳も(つまらん脱字もちらほらあるが)読みやすい。題名だとまるで「航空機の時代来たる!」という感じだが、内容は逆(ageは「寿命」とかの誤訳では?)。航空機が昔の大艦巨砲主義と同様に余りのコスト高と戦争形態の変化により、費用対効果に合わない存在になりつつあるというもの。空母もまた同様。情報量に圧倒されつつも、新鮮な知見を得た。2014/06/01

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