出版社内容情報
情報理論の初学者向のテキスト。網羅的でなく、情報の本質を数理的に理解するための基礎を与える目的で話題を厳選し、詳細かつ平易に解説した正統派の教科書。学習の理解を助けるため演習問題を配し、解答・ヒントを丁寧に付し、主題である『符号化』のイメージを示す。
内容説明
情報理論は、1948年にシャノンが“A mathematical theory of communication”として世に送り出してから半世紀以上が過ぎ、いまや情報科学・情報工学の基盤をなす揺るぎない理論体系にまで発展を遂げている。本書は、情報理論の初学者を対象とした正統的テキストで、情報を記録・保存するための情報源符号化理論と通信路を経て情報を伝達するための通信路符号化理論の二つの主題を詳細に平易に解説する。
目次
情報とは何か
確率と情報源モデル
さまざまな情報量
情報源の符号化
語頭符号
Tunstall符号
標準系列の理論
通信路符号化
通信路符号化定理―順定理の部分
通信路符号化定理―逆定理の部分
有歪み情報源符号化―逆定理の証明
有歪み情報源符号化―順定理の証明
著者等紹介
小林欣吾[コバヤシキンゴ]
1967年、東京大学工学部計数工学科卒業。1970年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、電気通信大学電気通信学部情報通信工学科・大学院情報システム学研究科(兼任)教授。工学博士。IEEEフェロー。電気情報通信学会フェロー
森田啓義[モリタヒロヨシ]
1978年大阪大学基礎工学部卒業。1980年大阪大学基礎工学研究科物理系専攻博士前期課程修了。1983年同・後期課程修了、工学博士。現在、電気通信大学大学院情報システム学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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