内容説明
世界28ヵ国、約60校の士官学校の概要が一望できる!防衛大学校の国際教育研究官として世界各国の士官学校を歴訪(2009年~2012年)した著者が軍幹部に任官する者を教育する機関である「士官学校」を国際比較する。
目次
第1章 統合士官学校(カナダ;マレーシア ほか)
第2章 軍種別士官学校(ブラジル;カンボジア ほか)
第3章 混合型(オーストラリア;ドイツ ほか)
第4章 考察(総括;統合、多国間及び他省庁間協力の傾向 ほか)
著者等紹介
太田文雄[オオタフミオ]
昭和23年東京生まれ。昭和45年防衛大学校卒(14期)。昭和55年~57年米海軍兵学校交換教官。平成4年スタンフォード大学国際安全保障・軍備管理研究所客員研究員。平成5年~6年米国防大学学生。平成8年から約3年間、在米日本大使館国防武官。平成13年から17年まで防衛庁情報本部長。平成15年ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院にて国際関係論博士号取得。平成17年退官(元海将)。以後、防衛大学校教授兼政策研究大学院大学連携教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たろーたん
2
割と日本の防衛学校は教養重視みたい。防衛的なことばかりをやると思ったら152単位中124単位は普通の大学みたいなことをして、残りの単位で「防衛学」をやるらしい。あと、卒業後に自衛隊に勤務するのが義務ではないってのも珍しいらしい。この本に関しては、あまりに多くの国を取り上げていて、一つ一つが薄くなってしまったのは個人的にはマイナスだった。どのようなことをやるのかが知りたいのに、「どこにある」とか「○○年いなくてはいけない」みたいな調べたら出てくるようなことばかりで内容は薄かった。2022/05/26