内容説明
日本人のチベット観はどのように形成されてきたのか?近年の国際情勢下、日本とアジア各地域との交流の重要性はいよいよ増している。広範な視点から、明治初期~昭和期の日本人のチベット観形成の歴史を概観する。
目次
序章 日本人とチベット
第1章 日本人入蔵以前のチベット・イメージ
第2章 河口慧海『西蔵旅行記』の登場
第3章 大正期におけるチベットへの関心と青木文教『西蔵遊記』
第4章 第二次世界大戦終戦までのチベット・イメージ
終章 日本における「チベット」
著者等紹介
高本康子[コウモトヤスコ]
1967年、横浜市生まれ。2006年3月東北大学国際文化研究科博士課程後期修了、博士(国際文化)。東北大学大学院国際文化研究科専門研究員、アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター非常勤講師を経て、現在、群馬大学「アジア人財資金構想」高度専門留学生事業担当講師。専門は比較文化論、日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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