内容説明
イノベーション・システムの普遍的なモデル「トリプルヘリックス」という概念を基に、イノベーションの創造と普及推進のために大学、産業界、政府が果たすべき役割と相互の関係を明らかにする。米国、ヨーロッパや南米の動向が詳しく書かれているのが特徴。原著は2008年の刊行後、世界各国の言語に翻訳されている話題の書。
目次
1 トリプルヘリックスに至る道
2 企業家大学
3 企業の進化
4 政府の最適な役割
5 地域イノベーション
6 トリプルヘリックス・テクノポリス
7 イノベーションのインキュベーション
8 ベンチャーキャピタルの再発明
9 終わりなき過渡期
著者等紹介
エツコウィッツ,ヘンリー[エツコウィッツ,ヘンリー][Etzkowitz,Henry]
1940‐。英国ニューキャッスル大学ビジネススクール「イノベーション・創造・企業マネジメント」主任、「トリプルヘリックス調査グループ」所長、米国ストーニーブルック大学(ニューヨーク州)工学・応用科学スクールの「技術と社会」学部客員教授
三藤利雄[ミツフジトシオ]
摂南大学経営情報学部教授。1948年生まれ。東京大学工学部産業機械工学科、同大学院情報工学研究科修士課程修了。南カリフォルニア大学大学院アンネンバーグ・コミュニケーション学部修了。愛知学泉女子短期大学、県立長崎シーボルト大学等を経て現職。東京大学博士(工学)。専攻:社会システム工学、イノベーション研究、経営戦略
堀内義秀[ホリウチヨシヒデ]
芝浦工業大学専門職大学院工学マネジメント研究科教授。1951年生まれ。早稲田大学第一法学部卒。イリノイ大学広告学科修士課程修了(M.S.)、ウィスコンシン大学博士課程学際特別専攻を経て、ペンシルバニア大学ウォートンスクール社会システム科学科博士課程修了(Ph.D.)。大正製薬外国部、ワシントンDCのダンロップ写真センター写真技師、フィラデルフィアのラサール大学MBA常勤講師、ソシオアトミックPR株式会社取締役、静岡県立大学教授を経て現職
内田純一[ウチダジュンイチ]
北海道大学観光学高等研究センター准教授。1971年生まれ。多摩大学経営情報学部卒、北海道大学大学院経済学研究科修士(経営学)課程修了。AFLAC日本社勤務、北海道大学大学院国際広報メディア研究科助手を経て現職。北海道大学大学院(観光創造専攻)において地域戦略論と観光地域マーケティング論を担当。北海道大学博士(国際広報メディア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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