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戦略の格言―戦略家のための40の議論

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784829504567
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0030

内容説明

“現代の三大戦略思想家”といわれるコリン・グレイ教授が西洋の軍事戦略論のエッセンスを簡潔にまとめた話題の書!戦争の本質、戦争と平和の関係、戦略の実行、軍事力と戦闘、世界政治の本質、歴史と未来など40の格言を使ってわかりやすく解説。

目次

イントロダクション―大きな問題を正しく理解するために
1 戦争と平和
2 戦略
3 軍事力と戦闘行為
4 安全保障とそれに対する脅威
5 歴史と未来
あとがき―戦いのための教訓

著者等紹介

グレイ,コリン[グレイ,コリン][Gray,Colin S.]
1943年イギリス生まれ。英国レディング大学政治・国際関係論学院教授。同大学院戦略研究センター所長。専門は安全保障や戦略研究。1970年、オックスフォード大学で博士号を取得後、英・米・カナダの各大学で教員を務める。英国国際戦略研究所(IISS)の副研究部長就任を契機に英米の両政府のアドバイザーとなり、ハドソン研究所の上級研究員を務め、アメリカとの二重国籍を取得。ワシントンにシンクタンクを設立し、レーガン政権では主に核戦略担当のアドバイザーを5年間務める

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年生まれ。米国地政学研究家、国際平和協会主任研究員。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業(BA)。英国レディング大学で修士号(MA)を取得。現在、同大学院戦略学科博士号課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.C.

2
「戦略家」というあまり馴染みのないタイトルを名乗る筆者によるもの。戦争・戦略にまつわる40の格言を取り出して、解説を加える。平易になるように工夫はされているが、平易ではない。訳者がビジネスに応用できるかは不案内と書いているが、いくつかは活用できる。手段(戦争)に至るまでの考え方(戦略)なのだから。2018/07/07

富士山

2
ルトワック、クレフェルトと並び「現代の三大戦略思想家」とも称される、コリン・グレイの著作。グレイ自身が何度も繰り返すように、本書は格言集という形をとっているが、戦略の「総合理論書」を目指して書かれている。この点については、実際に読んでみればグレイの言わんとするところがよくわかる。戦略という実践的でありながらも、目に見えない抽象的な概念や理論への理解が必須な分野であるが、グレイ自身の言葉選びのみならず、翻訳も読みやすい良書。2018/01/26

しく

1
「大戦略とは何なのか」というのがこの本だけでは多分分からない。英国が大陸国家に対して行なっていた「二番手三番手の国家に付くことで特定の国家の突出を防ぎひいては地域覇権国家の出現を防ぐ」というスタンスを大戦略と言っていたが、他にも例を出してもらいたかった。例がこれ一つではイマイチわからない。2013/03/14

ろーじゃ

1
戦略論における40の名言をその道の大家であるコリン・グレイ氏が解説と論評を行なっていく本です。トピックは戦争と平和、戦略、戦闘行為、安全保障など多岐に渡りますが、碩学なだけあって目の付け所と分析はひたすら目を見張るものがありました。 「戦争をするよりも平和を形作るほうが難しい」「戦争は常にギャンブルである」「敵も決定権を握っている」等の格言はかなりセンセーショナルでしたが、それだけ戦略が実践的・現実的なものである事が伝わってきました。2013/01/08

朝吹龍一朗

1
クラウゼヴィッツと孫子とヘラクレイトスが言及していない戦略論は意味がないと言い切る著者は、「理想主義者の幻想」を『理想主義者の幻想が問題なのは、それが実質的な有効性を持たないからだ。(中略)自分の「誠実で高潔な意図」を「実現可能なもの」と混同してしまうのだ』と批判している。今の政権担当者と重ね合わせると、ちょっと背筋が寒くなるのは朝吹だけではないだろう。2010/01/07

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