内容説明
世界三大キリスト教聖地の一つであり、世界遺産にも登録されている街スペイン、サンティアゴ・デ・コンポステーラ。40カ国以上を旅している著者が「何でも見てやろう」の意気込みでこの聖地への800キロの道を38日間で歩き通した記録。
目次
1 サンティアゴ巡礼路とは―一千年の歴史のある道(巡礼の歴史;中世の巡礼者 ほか)
2 ピレネー山脈を越えてスペインを歩く―サンティアゴまで八〇〇キロ(巡礼のスタート地点へ;ナポレオン・ルートを歩く ほか)
3 巡礼の日々にも慣れてくる、これからが本番―サンティアゴまであと五〇〇キロ(カスティーリャ平原を歩く;楽しい時間 ほか)
4 雨と霧に包まれた巡礼路、どんな時も道は楽しい方がいい―サンティアゴまであと二〇〇キロ(セブレイロ峠;サモスの修道院 ほか)
著者等紹介
安田知子[ヤスダトモコ]
1975年福岡生まれ。ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Eiji
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キリスト教三大巡礼路のひとつ"ザ・カミーノ"。スペイン北部・聖地サンチャゴに至る800キロの道程。今年読んだ本が、シャーリー・マクレーンの「カミーノ」で、今年のテーマ的にこの夏休みはやっぱり一人で「カミーノ(サンティアゴ巡礼)」に行こうかと殆ど決断していたのだが、この本読むとやっぱり怯んでしまう。英語も出来ず、スペイン語も出来ず、800kmも歩けるのか、野垂れ死にしまいか?何より日数が掛かりすぎる。自転車で行く手もあるが、日程も半減するが、旅の楽しみも半減しそうで気が引ける。悩ましいところだ。 2007/06/25
真夜中
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サンティアゴ巡礼初心者の筆者(なんと最初はドクターマーチンのブーツで歩いていたという!)と一緒に巡礼の道を歩いているような気分になる本。時折、巡礼にまつわるエピソードが紹介されている。私もいつかサンティアゴ巡礼をしてみたいと思いつつ、スペイン語を少し齧っておいたほうがいいのだろうかと思索中。2016/03/22