内容説明
自衛隊だけでは国は守れない。市民にもできることがある。
目次
第1章 ナポレオン戦争からテロ戦争まで―それぞれの時代にはそれぞれの戦争理論がある
第2章 先進諸国の安保・防衛の基本―憲法と条約で態勢を確立
第3章 安保・防衛は軍事と非軍事の二本建て―自衛隊だけでは守れない
第4章 日本の安全保障・防衛政策の推移―放置から本格対処開始まで四〇年
第5章 日本の地政・戦略的特性―封鎖に弱く国力の縦深が浅い
第6章 武力攻撃対処特別委員会の審議―希望と失意の中に光る本質論
第7章 有事法制批判論を検証する―現実から逃避した観念論が多い
第8章 日本の有事法制のあり方―軍事と非軍事の総合が必要
第9章 二〇一〇年のアジアにおける安保・防衛政策―日米協力の堅持・拡充が前提
第10章 日本は憲法・教育・靖国問題の抜本改革が必要―有事法制だけではなお不安定