弓執る心

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784829304495
  • NDC分類 789.5
  • Cコード C3075

目次

1 弓と私の出会い
2 射法八節
3 射の考察
4 正面打起しについて
5 弓執る心
6 弓道理念
7 終わりに

著者等紹介

今村鯉三郎[イマムラリサブロウ]
大正9年(1920)7月静岡県清水市に生まれる。昭和18年(1943)5月元陸軍軍隊にて弓道に出会う。昭和27年(1952)9月弓道を再開する。昭和28年(1953)9月第8回愛媛国体に出場する。昭和32年(1957)10月松井範士に入門する。昭和39年(1964)10月東京オリンピックデモンストレーションに出場する。昭和43年(1968)9月全日本弓道選手権大会で優勝する。昭和44年(1969)9月全日本弓道選手権大会で優勝する。昭和49年(1974)5月弓道八段を認許される。昭和50年(1975)3月全弓連指導委員・中央審査委員に任命される。5月弓道範士の称号を授与される。平成11年(1999)4月静岡県弓道連盟会長に就任する。平成16年(2004)3月静岡県弓道連盟会長を辞職する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ねこさん

20
禅宗は坐禅だけでなく、日常の作務を非常に重視するという。作務とは他者、自己に先んじてあるものとの関わり合いに他ならない。規範の中で自己の身心を注意深く見つめる。その道程が人間性を養い、練磨する。没頭し忘却し、為すことの正体は経験され、いつしか自己は十全に生かされている。射は立禅と言われる所以は、そこにある。今、ここにある射手の身心、動作、呼吸、技術、弓具、見る人と向き合う中で自然体を見出し、意図された行いから離れ、その有限の関わり合いの中で、正射をいつしか真善美へと昇華させてゆくのが弓道だろうと確信する。2019/03/31

breathingroom

1
全日本弓道選手権大会2連覇の快挙を達成した故・今村鯉三郎氏が、全日本弓道連盟の機関誌『弓道』(現・『月刊「弓道」』)で連載していたものを加筆・編集した一冊。弓道教本にある「射の眼目は、自然の理を動作の上に表現すること」という基本に基づき、射法八節から心の姿勢まで丁寧に記した指南書。正面/斜面打起しの手の内の混同など、現在の解説書でもきちんと書き分けられていない点も明快に書かれています。他にも、矧糸の位置で引き尺の長短を判断する弊害なども書かれており指導者必読です。2025/07/24

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