内容説明
本書は子どもを中心とした人間関係論である。人間を「関係的な存在」ととらえ、子ども自身のあり方だけではなく、子どもや子どもにかかわるさまざまな関係に働きかける大人のあり方をとらえ、考察している。幼稚園や保育所の保育内容研究の領域「人間関係」のテキストとしてだけでなく、ひろく「人間関係論」あるいは「保育指導法」、「保育方法論」また保育を全体的にとらえるためのテキストとして、使用できるように編集した。
目次
序章 今、何故「人間関係」か―現代社会と子ども
第1章 人間関係をとらえる視点
第2章 人間関係の発達
第3章 子どもと人間関係
第4章 保育と人間関係
第5章 集団指導の方法
第6章 人間関係の危機―関係の回復と発展に向けて
第7章 育ち合う人間関係の創造